衝撃事実!!もう、元には戻らない!

先週のブログで、君たちに「吊り荷の確認」「吊り方の情報」を確認する項目表について
コメントを募集したが、残念ながらコメントがなかった・・・さみしいよね。
項目表はまた考えるよ。君たちもなにか思いついたらコメントくれよな。

そんなワケで今回は、吊り金具(シャックル、フック、リングなど)の試験について書こうと思う。

吊り具(ワイヤスリング、チェーンスリング、繊維スリングなど)に使われる吊り金具は、
安全・安心に使うために試験を行うことが必要なんだ。

その中でも必ず行わなければいけない重要な試験がある。
それは引張試験なんだ。

吊り金具(シャックル・フック・リングなど)には、それぞれ使用荷重(W・L・L)があることは以前のブログに書いた。

使用荷重(W・L・L)について

その使用荷重に、2倍の引張荷重をかけて試験をすることが必要なんだ。
ちなみに引張荷重のことはプルーフロード(P・L)と言う。

この試験は、JIS(JIS B2801、2803など)にも規定されていることなんだ。
もちろん大洋製器工業でも引張試験を行っているよ。

どんな試験するかって!
試験は、引張試験機で行うんだ。
大洋製器工業の試験機は、1000kN(約100t)の万能試験機だ。
これで、吊り金具を引っ張るってワケよ。

この試験機にかけて、試験体である吊り金具を使用荷重の2倍の荷重で上下に引っ張るんだ。
そして、荷重をゼロ、全くかかってない状態に戻して金具の永久変形、亀裂など規格以上の有害な損害がないかどうかを調べる。

永久変形って言うのは、金具に外力が加わり変形する過程で、応力が弾性限度以内である
間にこれを取り去れば変形は完全になくなるが、弾性限度より大きい応力を加えた後これを
取り去っても、もはや変形は完全には消えず、その一部分あるいは大部分が残っちゃうこと
なんだ。

ん・・・。よくわからないって。
簡単に言っちゃえば、元通りに戻らない変形ってことなんだ。
たとえば、僕の、お腹も戻らない。

もどらない変形をするような金具は使っちゃいけない。
僕の、お腹は頑張れば戻るんだろうけどね・・・。

あと、この試験機を使ってできる試験がほかにもある。
それは、破断試験なんだ。

製品が破断する、壊れるまで引っ張る試験のことだ。
ちなみに、壊れる荷重(破断荷重)のことをブレーキングロード(B・L)と言う。
詳しくは、また今度にしようと思うけどここまでに出てきた

使用荷重=W・L・L(Working Load Limit)
引張荷重=P・L(Proof Load)
破断荷重=B・L(Breaking Load)

は、吊り具をあつかう上でよく出てくる言葉だから覚えておいて損はないと思うよ。