うまく運ぶ4つのコツ

吊り具(各種スリング)の、掛け本数と吊り角度のことについて3回に渡って書いたんだけど、
吊り具を選ぶためには確認しないといけない事がいろいろとある。

吊り具を選ぶには、吊り荷の形状、材質、使用場所、使用方法、相手との取り合いなどを
考えた上で使用荷重を計算し吊り具を選定しないといけない。

もう少し詳しく説明するよ。
吊り具を選ぶには次のような項目について考える必要があるんだ。

順番に説明するよ。

1. 吊り荷の確認
まずは吊り荷の確認だ。当たり前の事だけど、これが一番重要な事なんだ。吊り荷の情報が
分からなかったり曖昧だったりすると適切な吊り具を選ぶことが出来ない。

「大体こんなもんだろう!」って勝手に判断して間違った情報を元に吊り具を選ぶと、
事故の原因になったりして危険なんだ。
吊り荷の確認は、図面があれば比較的簡単に出きっちゃう。図面には質量(重さ)や形状などの
必要な情報が入っているからね。

2. 吊り方の決定
つぎに確認した情報を元に、吊り荷にあった吊り方を考えるんだ。吊り荷の形状や使用場所・
使用条件などにより掛け本数、吊り角度、掛け方を決める。
吊り角度が大きくなりすぎる吊り方や掛け本数が多くなるときは、注意が必要なんだ。
このことについては前回のブログを参考にして欲しい。

掛け本数
吊り角度

3. 使用荷重の計算
さらに吊り荷の質量や形状を元にして、吊り方、使用条件で考えて吊り具の使用荷重を
計算するんだ。

使用荷重の計算方法もブログに書いているから参考にして欲しい。

使用荷重の計算

4. 吊り具の決定
その結果、条件に合う吊り具を選ぶことになる。

これで吊り具を選ぶことが出来る。

「こんなややこしい事出来ないよ!」 って思っちゃうよね。

でも、大丈夫!
1.吊り荷の確認2.吊り方の情報が分かれば、ここからは大洋製器工業の出番ってワケだ。
「使用荷重の計算から吊り具の選定はおまかせあれ!」ってことなんだ。

吊り金具(シャックル・フック・リング)とワイヤロープ、チェーンスリング、繊維スリングを
組み合わせ、技術部の検証を加え、安心・安全を提供できる“日本でNo.1の会社”
が大洋製器工業なんだ。
ヘビーラウンド 吊り上げ作業.JPG

活用事例・特殊利用のご紹介

もちろん分からないことは大洋製器工業に気軽に相談してくれてOKだ!
現地での打ち合わせなんかも対応するよ。

君たちの意見を聞きたいから、このブログにコメント欄を追加したんだ。
「吊り荷の確認」「吊り方の情報」を確認する項目表を作るかどうか考えているんだけど、
欲しい人がいたらコメントしてくれよな!