玉掛け用具の証明書

今回は、僕がお客さんによく聞かれる、求められる証明書を4つ紹介するよ。

 

品質証明書

「品質証明書」は名前の通り、製品の品質に関する情報をまとめた書類で

大洋製器工業では、標準品の吊り具の使用荷重、試験荷重(PL)、安全率を証明しているよ。

ちなみに特注品に関しては「強度証明書」という別の書類を発行してるんだ。

強度証明書は、品質証明書と同じく「製品の品質に関する情報をまとめた書類」なんだけれど、

上記に加えて図面番号や吊り角度などを記載しているよ。

 

磁気探傷試験成績書

「磁気探傷試験成績書」は、

非破壊検査方法のうちの1つ「磁気探傷試験」を行ったことを証明する書類だよ。

磁気探傷試験は、製品の表面付近の当たり傷、切り欠き、き裂などを検出する試験で

MT検査(Magnetic Particle Testing)とも言われるね。

成績書の中には色々書いてあるんだけれど、簡単に言うと

誰が、どんな方法で試験をした結果、有害な傷があった・なかったが書いてあるよ。

 

ミルシート

「ミルシート」は、鋼材の材質を証明する書類だよ。

発行するのは鉄鋼メーカーで、ミルシートって言葉自体は

工場や製作所(mill)が発行する書類(sheet)という和製英語なんだって。

「鋼材検査証明書」って呼ばれることもあるよ。

「材質証明書とは違うの?」って質問されることがあるんだけれど、

ミルシートが鋼材に限った証明書に対して、材質証明書は素材全般が対象だよ。

つまり、どっちも素材の品質を証明する書類で、材質証明書の中にミルシートがあるイメージだね。

 

出荷証明書

「出荷証明書」は、製品を出荷したことを証明する書類で

いつ、どこから、どこに、何を、何個、出荷しました、という内容が書いてあるんだ。

なぜこの証明書が必要かというと、一概には言えないんだけれど

建設現場の場合、設計図通りに工事を行っている証拠として提出が求められることあるからなんだって。

 

 

 

今回はお客さんによく聞かれる、求められる4つの証明書を紹介したよ。

この他にも、RoHS関係書類や溶融亜鉛めっき証明書、ワイヤロープ加工証明書など色々な証明書を用意しているんだ。

どの証明書も有償になっちゃうんだけれど、必要な場合は問い合わせてみてくれよな。

 

ところで、もうすぐ節分だね。

今年の節分は2月3日じゃなくて、2月2日って知ってた?何年か前も2日の年があったよね。

今までずっと、節分は2月3日!って決まっているものだと思っていたけれど、立春の前の日なんだね。

知らなかったよ。今後は4年ごとに節分が2日の年が来るみたいだよ。

 

 

今日も一日ご安全に!