職場の安全を考えよう! ~墜落・転落災害撲滅キャンペーン~

君たちお盆休みは楽しく過ごせたかい?
今年は9連休だった人も多いかもしれないね。
この休みを利用して帰省したり旅行に行った人たち、そろそろ疲れが出てくる頃だから気を付けてくれよ。
そんな僕もこの休みを利用して、なかなか会えない親戚たちに会ってきたんだ。
親戚の子供たちが会っていない間に大きくなっていたり
一緒に遊んでいても先に僕の方がバテてしまったりして時の流れを感じたよ。
お盆休みが終わってしまう寂しい気持ちも加わって夏の終わりを感じた今日この頃・・・。

さて、ここから本題に入るよ。
実は8月1日から9月10日まで、建設業労働災害防止協会(建災防)で「墜落・転落災害撲滅キャンペーン」を行っているんだ。
下の図を見てくれ。

労働災害防止発生状況概要別
(出典:厚生労働省)

去年の労働災害の発生状況を種類別に表しているグラフだよ。
「墜落・転落」を見ると、死亡災害で28%、休業4日以上の死傷災害で17%と
いずれも割合が多いのが見てわかるよね。
玉掛け作業をする君たちも高所での作業は特に気を付けてくれよ。

建災防では平成30年度から始まった「第8次建設業労働災害防止5カ年計画」で「墜落・転落災害」による死亡災害を、第7次計画の平均発生件数から15%以上減らすことを目標としているよ。
そこで「墜落・転落災害」の発生件数が多くなる9月と10月の減少にむけて、このキャンペーンを行っているんだ。
下のグラフを見ると9月、10月に発生件数が増えるのがよくわかるよね。

建設業における墜落・転落死亡災害月別発生状況
(出典:建設業労働災害防止協会)

このキャンペーンでは墜落・転落災害を防止するための基本情報の確認や
作業開始前点検の徹底などをしていくということだよ。
詳しくは建災防のホームページからチェックしてくれよな。
https://www.kensaibou.or.jp/public_relations/various_canpain/post_9.html
(建設業労働災害防止協会ホームページ)

労働災害のなかで、「墜落」や「転倒(転落)」がまだまだ多くて注意していかないといけないということがわかってくれたかな?
今年に入って安全帯が墜落制止用器具になったり、この「墜落・転落災害撲滅キャンペーン」が行われたりと「墜落」や「転倒(転落)」は今、多くの人が意識して減らしていこうとしているホットな話題なんだ。
玉掛け作業をしている君たちも、これを機会に「墜落」や「転倒(転落)」について考えてみてくれよな。

ホットな話題と言えば君たちは甲子園を見ているかい?
手に汗握る試合が続いて応援している方も力が入ってしまうよね。
テレビの向こうで頑張っている球児たちを見ながら、こんなクーラーのかかった部屋で
のんびりしている自分って・・・って悲しい気持ちになるのは僕だけかな。

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おもむろに素振りをしてみたり、意味もなくストレッチをしたりする夏の終わり。

君たち、今日も一日ご安全に!