薬品が付いたままでは、スリングの強度が徐々に落ちちゃうよ！！

先週の22日にイグ・ノーベル賞が発表され、
日本人が受賞したね。

イグ・ノーベル賞は「人々を笑わせ、そして考え
させてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞の
パロディーなんだ。

日本人の受賞は、なんと10年連続！
スゴイよね。

僕はこのニュースを聞いて、負けてらんねぇー！って
思ったんだ。

正しい玉掛け用具の使い方などを、今まで以上に
面白く、そして真剣に書いていくから、読んでくれて
いる君たち、これからもヨロシクな！

さて、君たち、玉掛け用具の保管は正しく
できているかい。

誤った保管方法では、玉掛け用具の耐力を落として
しまう危険性のある物があるんだ。

今回はその話題・・・

インカラインナップのひとつ
「インカケミカルユース」を知っているかい？

対象物に付着している汚れや油分を落とすために、
薬品の入った槽に浸けることがあるんだけど、
その作業現場で使われる化学薬品専用の
ベルトスリングがインカケミカルユースなんだ。
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今回は、インカケミカルユースの保管方法について
「薬品が付いたままでは、スリングの強度が徐々に
落ちちゃうよ！！」と題して書こうと思う。

インカケミカルユースを使っている君たち、
使い終わった後にスリングを水洗いしているかい？

水洗いせずに保管場所に置いていると、薬品の影響で
スリングの耐力が落ちていくから注意が必要なんだ！

「落ちていく」って書いたよね。

徐々に落ちていくんだよ。

スリングの残存強度は、薬品の濃度とスリングを
浸けている時間によって差が出るんだ。
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水分が蒸発していくと、濃度が上がるよね。

スリングに付いた薬品も同じなんだ。

スリングが乾いていくにつれて、薬品の濃度が
徐々に上がっていって、スリングの耐力が徐々に
落ちていくってことだよ。

目に見えない耐力低下で事故を起こさないように、
ケミカルユースの取扱説明書に「使用になられた後は
薬品が残らないように十分水洗いしてから保管して
ください」と明記してあるんだ。
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