ベクトランでウィニングラン

突然だけど、今日はなんの日か知っているかい?

実は今日、8月28日は「バイオリンの日」なんだって。

 

 

1880年(明治13年)のこの日、東京・深川の三味線職人であった松永定次郎が国産バイオリンの第1号を完成させたことに因んでるみたいだよ。

 

 

バイオリンの音ってなんだかもの悲しさがあって、これからの秋の季節にピッタリだよね。

だけど ぼくにはバイオリンがない

君に聴かせる腕もない

アア アア~ ア~・・・

というわけだから、せめてバイオリンに使用されている材料くらいは知っておこうと思って調べてみたよ。

その中でも面白いと思った材料を紹介するね。

 

 

弓毛:これは古くから馬の毛が使われているみたいだよ。

アイ:弓毛を固定するフロッグという部分に装飾として取り付けられる部品で、白蝶貝(しろちょうがい)や、アワビの貝殻が使われるんだって。

ラッピング:弓の人差し指が当たる場所を、摩耗から保護するために”巻き線”を巻いている部分で、昔は

クジラのヒゲが使われてたんだって。今は取れないから銀線・銀糸なんかが使われてるみたいだよ。

 

 

こうやって見ると、けっこう生き物を材料として使ってるってのがわかるね。

楽器に使われる材料って、なんでそれを選んだの・・・?って思うものも多くて面白いよね。

でも、それを現代のものに置き換えると音が悪くなっちゃうという部分もあるんだろうから、選んだ先人たちに

脱帽だね。

 

 

 

 

さて、ここから本題に入るよ。

楽器の材料について話したところで、玉掛け用具の材料について説明しようと思うよ。

今回説明するのは、インカヘビーラウンドスリングに使用されているベクトラン

 

 

上の写真では、中の心体がわかると思うけどこの心体と表面布、どちらもベクトランというスーパー繊維なんだ。

この心体の本数で使用荷重も決まってるんだよ。

 

 

ベクトランの特徴としては、強度に優れているのは当然として、寸法安定性に優れているんだ。

つまり、伸びが少ないってことだよ。

ベクトランの特長としてもう1つあるけど、それは低吸水性ってことなんだ。

水分をほとんど吸収しないために、水に浮くっていう特性があるんだ(ずっとじゃないけどね)。

これは、海上なんかで作業する時に重宝する特性なんだ。

 

 

ちょっと話が変わるけど、このベクトランを使用している意外なものを紹介するね。

高校野球の聖地である、あの甲子園でもスポーツ観戦用ネットとして使われているみたいだよ。

君たちも球場に行った時に、ボールから守ってくれるネットの強度に不安があったら、いつボールが飛んでくるか気になって観戦どころじゃないよね。

 

 

ベクトランの特性をまとめると

(1)高強力
(2)寸法安定性
(3)低吸水性

そのベクトランを使用しているスリングがインカ ヘビーラウンドスリングなんだ!

 

 

使用事例としては、こんなのがあるよ。

 

 

こんなに大きな橋桁も、ベクトランなら安全に、楽に、速く、吊り上げることが出来ちゃうよ!

まさに、ベクトランでウィニングランってことだよね!(無理やり過ぎてピンとこない?)

そんなのあったんだ、気になる!って人は、大洋製器工業に連絡をくれよな!

 

 

 

 

最後に、これからの季節にピッタリな、バイオリンにちなんだ僕の好きな詩を紹介して締めくくるね。

 

 

秋の日の

ヴィオロンの
ためいきの
身にしみて
ひたぶるに
うら悲し。    (『落葉』ヴェルレーヌ(上田敏訳))

 

うーん、もの悲しい!

 

 

今日も1日ご安全に!