
たとへば火鼠の革裘
今日は9月25日で、「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」だね。
雲が広がる地域もあるみたいだけど、みんなはお月見するのかな?
お月見と言えば、月見団子だよね。
まんまるお月様を見ながら食べるお団子は、秋の空気も相まって格別においしいと思うのは僕だけかな。
あと、月と言えば「かぐや姫」で有名な「竹取物語」を思い出す人も多いんじゃないかな。
その中のエピソードとして、求婚してきた貴公子5人に宝物を求める話は有名だよね。
仏の御石の鉢(ほとけのおいしのはち)
蓬莱の玉の枝(ほうらいのたまのえだ)
火鼠の皮衣(ひねずみのかわごろも)
龍の首の玉(りゅうのくびのたま)
燕の子安貝(つばめのこやすがい)
まあこれは実際には存在しない宝物で、要するに誰とも結婚したくないかぐや姫が求婚を断るために出した無理難題って話だったよね。
探し回った貴公子の中には、けっこう酷い目にあった人もいるんだけど、かぐや姫はその後しれっと月に帰っちゃうんだよね。
かぐや姫って、かわいい顔してなかなかどうしておそるべし、と思ったもんだよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今回は今まで単品では紹介してたけど、繊維スリングの種類による使用温度についてを、わかり易いようにまとめて紹介しようと思うよ!
さあ、ずらっと繊維スリングを並べてみたけど、種類によって使用可能温度が違うってことをみんなは知っているかな?
通常の場所だと使用可能温度を気にする必要がないから、知らない気にしてないって人も多いと思うよ。
じゃあ、それぞれの使用可能温度を説明していくね。
・ベルトスリング、ラウンドスリング
使用温度は、100℃以下とし、常温(-30℃~50℃)を超えて使用する場合は、大洋製器工業まで相談してくれよ。
・ケミカルスリング
化学薬品用スリングも100℃以下で使用してくれよ。
ただし、100℃以下でも60℃を超える場合、使用荷重を1/2以下に設定して使用してくれよな!
・シンスリング
シンスリングは特別だよ。
使用温度は、70℃以下とし、常温(-30℃~50℃)を超えて使用する場合は、相談してほしいんだ。
どうだい?知らなかったこともあるんじゃないかな?
なんで種類によって使用可能温度に差があるの?って疑問に思うかもしれないね。
実は、種類によって材質が違うからなんだ!
材質の特性上、温度に強かったり弱かったりするから、こんなふうに使用可能温度が違ってくるんだね。
これは、メーカ毎でも違うことがあるから、特に高温環境下で使用する時には必ずメーカに確認してくれよな!
補足として紹介しておくと、JIS B8817≪ワイヤロープスリング≫では、「100℃を超える温度では使用してはならない」と使用基準が定めているよ。
だから、100℃を超える高温の場合は、繊維スリングやワイヤロープではなく、チェーンスリングで玉掛け作業してくれよな!
メーカによって違うんだけど、200°~400°まで使用可能なものがあるよ!
ただし、使用出来ると言っても、一定温度以上だと強度低下があるものや、グレードによって使用可能温度が違うから、注意してくれよな!
SUSのチェーンだと600°まで使用出来るものもあるから、必要な場合は相談してくれよ!
あらためて、スリング毎に使用可能な温度は違うってことを、高温環境下で玉掛け作業をする人たちは頭に入れておいてくれよな!
かぐや姫の求めた宝物のひとつ、火鼠の皮衣だけど、これは火鼠の毛で織られた、火に焼けない衣なんだって。
もしそんなものが実在したら、最強の繊維スリングが出来るんだけどなあ。
探してきてくれないかな、どこかの貴公子様!
今日も1日ご安全に!










