リングの点検方法を紹介しちゃうよ

昨日は祝日だったから、3連休だったよって人も多かったんじゃないかな?
過ごしやすい季節になってきたから、旅行やレジャーに行く人も多いよね。
僕も少し遠出をして田舎の方にドライブに行ってきたんだ。
モノレールで山を登って眺めを楽しんだり、森林浴をしたり、おいしいものを食べたり。
自然に触れるって大事だよね。
リフレッシュできて気持ちもスッキリしたよ。
玉掛け作業をするときも、たまに休憩したりリフレッシュしたりして気持ちを切り替えることは大事だよね。
最後に温泉に寄って、あまりの気持ちの良さにうたた寝しながら溺れかけた僕は、リフレッシュのやりすぎかな。
君たちはリフレッシュも安全に、玉掛け作業も安全に心がけてくれよ。

さて、ここから本題に入るよ。
前回のブログでフックの点検方法について紹介したことを覚えているかな?
玉掛け用具の点検には作業前に行う「日常点検」と毎月1回以上行う「定期点検」があったね。
「日常点検」はクレーン等安全規則でも定められているから、「今日はもういいか!」なんて怠ってはいけないってことも、口酸っぱく説明してきたから覚えてくれてるよね。
事故が起こってからでは遅いから、安全に作業をするためにもしっかりと点検は行ってくれよ。

今日はリングの点検方法について説明していくよ。

リングイラスト

まずは目視で変形や、き裂が無いか確認してくれよ。
大きな変形が見られた場合はノギスでもう一度寸法を測ってくれよ。
き裂はグラインダーで滑らかに削り取って、もう一度寸法を測って廃棄基準に達していないか確認するんだ。
摩耗してしまっている部分はノギスで寸法を測って確認してくれよ。

最初に買ったときの寸法がわからないと、どれくらい寸法が変わってしまったのかわからないから購入時のサイズチェックは大切だよね。
詳しい点検の方法はここからチェックしてくれよ。(もえたま)

君たち、話はかわるけど「リング」と「リンク」の違いは覚えていたかい?
「濁点が有るか無いか!」
確かにそれもそうだね。
答えは
リングは丸円、リンクは楕円っていう形の違いを言うんだ。

リングリンク

リングはリンクと比べて内径が大きいことが特長だよ。
吊り上げるときにクルクル回して、荷重がかかるところを変えることができるから、リンクより寿命が長いんだ。

リンクはその形から、クレーンフックに掛けやすいといった特長があるよ。
ただ、クレーンフックに掛かるところと、シンブル入りのワイヤや、シャックルを連結するところが常に同じところだから、リンクの上部と下部は摩耗しやすくなるんだ。

使い方に応じてリング(丸円)とリンク(楕円)を選んでくれよな。

濁点の有無だけで意味が変わってくる言葉って色々あるよね。
「ごま(胡麻)」と「こま(駒)」とか「でんき(電気)」と「てんき(天気)」とかね。
じゃあここでクイズだよ。
家に入るときに使うもので、濁点がとれたら秋の果物になるものってなーんだ。
答えは「かぎ(鍵)」と「カキ(柿)」だよ。
君たちわかったかな?
柿もいいけど、もっと寒くなったら牡蠣もいいよね。

20190917_イラスト

僕はどっちかっていうとこっちの牡蠣の方が好きなんだよね。
秋も楽しみだけど、冬もまた楽しみだね。

君たち、今日も一日ご安全に!