フックの点検方法を紹介しちゃうよ

まだまだ暑い日が続くけど君たち元気に玉掛け作業しているかい?
暑いと言いながらも、そろそろ秋の気配が近づいてきているよね。
秋と言えば「芸術の秋」、「読書の秋」、そして「食欲の秋」
少し涼しくなってくると、体が冬に備えてエネルギーを蓄えようとして食欲が増してくるんだって。
だから秋になると食欲が増すのは自然なこと。
そして、それに伴い僕のおなかまわりが成長するのも自然なこと。
そして、そして秋の健康診断でひっかかるのも自然なこと。
秋の味覚っておいしい分、罪だよね。

さて、ここから本題に入るよ。
前々回のブログでシャックルの点検方法について紹介したことを覚えているかな?
シャックルのときも説明したけど、玉掛け用具の点検には作業前に行う「日常点検」と
毎月1回以上行う「定期点検」があったね。
そして「日常点検」はクレーン等安全規則でも定められているから、「今日はもういいか!」なんて怠ってはいけないんだよ。
玉掛け用具に異常があった場合、そのまま作業を続けてしまって事故に繋がる危険性もあるからね。

今日はフックの点検方法について説明していくよ。

フックイラスト

まずは目視で変形、摩耗、傷が無いかチェックしていくよ。
変形や摩耗を見つけた場合はノギスで計測してくれよ。
購入した時からの寸法と比べて5%を超える場合は廃棄処分してくれよ。

亀裂や傷があったときは傷が無くなるまでグラインダーで削ってからノギスで測定するんだ。
この時も同じように購入した時からの寸法と比べて5%を超える場合は廃棄処分してくれよ。

君たちはフックを使うとき、外れ止めが付いたフックを使っているかい?
玉掛け作業に使うフックは「外れ止めが付いているものを使わないといけない」っていう法令は無いから違法ではないんだけど、完全性を重視して外れ止め付のフックを推奨しているよ。
最近では現場の安全強化のために外れ止めが付いているフックを義務化しているところもあるんだ。
だから日常点検をして、外れ止めが壊れていたり正常に機能していないフックは、外れ止めを交換をして使ってくれよ。
バネ付きバネ無し
ここで色々言ってもすぐに覚えられないよ!っていう君たちはここから点検項目をチェックしてみてくれよな。

今日はフックの点検方法について説明してきたよ。
事故が起こってからでは遅いから、日頃から点検はしっかりとしないといけないよね。

僕も日常点検をしっかりしていたら、健康診断で「え!こんなに増えてたっけ!」ってビックリしないんだけどね。
え?なんの話かって?

20190909_イラスト

僕の体重の話だよ。
玉掛け用具も自分の体も日頃からの点検が大切だよね。

君たち、今日も一日ご安全に!