
ロッキングフックとは?特長と種類
今回は玉掛け用フックの1つ「ロッキングフック」を紹介するよ!
ロッキングとは?
ロッキングフックとは、荷重がかかると自動でラッチ(外れ止め)が閉まり、ロック装置が働くフックのことだよ。
自動でロックまでされるから、フックの閉め忘れやロック忘れを防ぐことができるんだ。
さらに、一度口を閉じてロックされると、フック背中部分のロック装置を押さないと解除されない、
つまり勝手に口が開くことがないから、フックのはずれ現象を防ぐことができるよ。
この特長から、より安全性が求められるような現場で使われることが多いんだ。
一部の現場ではセルフロック式以外使用禁止っていうところもあるんだって!
また、安全性が高いだけじゃなくて、ラッチが外に開くから、太いワイヤロープやベルトの掛け外しが楽に行えるという特長もあるよ。
※フックの「知恵の輪・背抜け・外れ」現象とは、フックに外れ止めが付いているにもかかわらず、
フックから玉掛け用ワイヤロープが外れてしまう現象だよ。★詳しい説明はここを見てね。
種類
形状は、「スイベル式」とベーシックな「固定式」の2種類あるよ。
スイベル式は、吊り荷の吊りピースがどんな向きに付いていても取り付けやすいんだ。
例えば、1mくらいの短いワイヤロープや繊維スリングの場合、
フックの向きを変えるのが難しく感じることがあるよね。
そんなとき、スイベル式なら簡単にフックの向きを調整することができるよ。
また、フックが回転することでスリングの撚りがとれ、スリングの傷みを防ぐんだ。
特に、ワイヤロープを使うときは、荷重が掛かるとより戻しにより回転力が発生するから、
荷重が掛かった状態でもスムーズに回転する「ベアリング入り」のものがおすすめだよ!
固定式は、フックが固定されているから吊り荷が意図せず回転することを防ぐことができるんだ。
だから、荷の重心が安定している場合や特定の方向で吊り上げたい場合におすすめだよ!
まとめ
今回は、ロッキングフックについて紹介したよ。分かってくれたかな?
・ロッキングフックは、荷重がかかると自動でラッチが閉まりロック装置が働く、安全性の高いフック
・形状は「スイベル式」と「固定式」の2種類
・スイベル式…フックの向きの調整が簡単、スリングの傷みを防ぐ
・固定式…荷の重心が安定している場合や特定の方向で吊り上げたい場合におすすめ
作業にあった仕様を選んでね。
ところで、もうすぐ梅雨だね!
梅雨は、梅の実が熟す頃に降る雨から「梅雨」って呼ばれるようになった説があるんだって。
梅の花は3月頃に咲くのは知っていたけれど、実の旬が6月だったなんて知らなかったよ。
せっかく知ったから、今年は梅シロップ作りに挑戦してみようかな。
完成した梅シロップをお酒で割るのを想像しただけで、、、のどが渇いてくるね。
今日も一日ご安全に!