この春からデビュー!初めての玉掛け作業 ~代表的な玉掛け用具 ~

君たち週末は何をしていたかな?
僕はなんと走っていたんだ!
急に爽やかなスポーツマンみたいなことを言い出したからビックリしたかい?
実は会社でチームを作って企業対抗駅伝に出たんだ。
ブッチギリの一番と言いたいところだけど、ブッチギリの最下位を走っていたよ。
走ったって言うより歩いたって方が正しいかな。
それでも5km走りきれた自分を褒めてあげようと思って、終わってからの打ち上げは駅伝以上に張りきっちゃったけどね。
走るより打ち上げの方がメインなんじゃないかって?
え?駅伝ってそういうものじゃないの・・・?

さて、ここから本題に入るよ。
今週も「この春からデビュー!初めての玉掛け作業シリーズ」を続けていくよ。
先週は連結金具の種類について説明したよね。
スリングだけじゃなくて、スリングと吊り荷を繋ぐ連結金具も重要だってことがわかってもらえたと思うよ。
最終回の今日はその他の玉掛け用具ということで、これまで出てこなかったけど、よく使われる玉掛け用具を説明していくよ。

まずは天秤。

このブログにも何度も登場しているからお馴染みのアイテムだよね。
長尺物を吊り上げるときにバランスを取るために使われるよ。
スリングだとバランスが取りにくかったり、吊り荷に当たってしまうことがあるから
天秤で水平に吊り上げるんだ。
形もパイプ天秤、四角天秤や色々な種類のものがあるよ。

次はモッコ。

小型の荷を一度でいっきに吊り上げることができるアイテムだよ。
ワイヤロープで作られたものや繊維スリングで作られているものもあるんだ。
モッコの中に化繊シートを敷いて細かい土砂なんかも吊り上げることができるんだ。

次はサルカン。

玉掛け作業をするときに、ワイヤロープの撚りが原因で発生する荷の回転を防止するんだ。
大きな荷が吊り上げたときにクルクルまわってしまったら危険だからね。
サルカンを使うときはグリスを注入してしっかりメンテナンスして使ってくれよ。

スリングや連結金具、その他の玉掛け用具と覚えることがあって大変だよね。
でもどれも大切なことだからしっかりと覚えて欲しいんだ。
玉掛け作業って色んな玉掛け用具を使いながら行うから、その分気を付けないといけないことが多いよ。

僕が走った駅伝もそうだよね。
しっかりと練習したり、お酒を飲みすぎない、僕の場合は体重を落としたりと準備をすることはたくさんあったはずなのに、そのままの僕で出場してしまったから残念な結果になってしまったんだ。

何事も準備や知識は大切だよね。

これで初めての玉掛け作業シリーズは終了だよ。
この春デビューの君たち、しっかり読んでくれたかな?
覚えることがいっぱいで大変かもしれないね。
君たちがしっかり知識をつけて安全に玉掛け作業ができるように僕も応援しているよ。

君たち、今日も一日ご安全に!