ワイヤロープの形くずれは・・・

新年度、最初のブログ更新しちゃったよ。

新入社員が入社したところもあると思うけど、
まずは、君たちの方から

【吊り具ブログ「吊るのひと声!」】のことを

教えてあげてくれ。

今週の今日は何の日は、
勝利のポーズでお馴染みの
あの日についてだ。

1974年(昭和49年)4月11日に
東京の日大講堂で行われた
ボクシングWBCライト級タイトルマッチで、
挑戦者のガッツ石松がチャンピオンの
ロドルフォ・ゴンザレスと対戦し、
8ラウンドKO勝利した際に、
両手を挙げて勝利の喜びを表わした姿を、
新聞記者が「ガッツポーズ」と表現して、
ガッツポーズが広く知られるようになった。

その時コーナーポストに登ってとったポーズを、
マスコミが「ガッツポーズ」と表現し、
この時からガッツポーズと名付けられて
日本中に広く知られるようになったそうだ。

さて、過去3回にわたってワイヤロープの
点検廃棄基準について書いてきたけど、
日常点検・定期点検の参考になったかい?

第4弾は、ワイヤロープを使用していると
どうしても形くずれが起こってしまうと思う。

今回は、形くずれでもいろいろな種類があるから
君たちの玉掛け作業現場の吊り具と
照らし合わせてみてくれよ。

ワイヤロープの正常な状態に比べ
目に見えるゆがみが形くずれと呼ばれているんだ。

その形くずれの部分でワイヤロープに
不均一な応力分布をもたらしてしまうんだ。
まずは、キンクについて説明するよ。

プラスキンク

マイナスキンク

キンクはワイヤロープの形くずれの中でも
最悪な状態でワイヤロープの致命傷なんだ。

一旦キンクが生じるとその損傷は永久的で、
外観では直ったように見えていても、
そこが弱点になってワイヤロープは早く傷んじゃうよ。

うねりは、ワイヤロープの長手方向の軸が、
負荷時または無負荷時にらせん状になる形くずれなんだ。

必ずしも強度不足になるとは限らないけど、
このような形くずれは不規則な振動を伝えることがあり、
長時間使用していると摩耗や断線を引き起こすことになるんだ。

うねりについては、下図に示すように、うねり幅Xが
ワイヤロープ径Dの4/3以上になれば、
ロープを廃棄するように定められているよ。

うねりの高さ(X)/ロープ径(D)が4/3以上
10mmの場合、10×4/3=13.333 よって13.3mmを超えるものは廃棄
つぶれについては、短径/長径が2/3以下になった場合は廃棄してくれ。
30mmの場合、30×2/3=20
よって短径が20mm以下なら廃棄 
凹凸の激しい床や地面上を転がすと、
ワイヤロープにつぶれが生じてしまって
早期廃棄の原因となっちゃうよ。
形がくずれて弱まっていくものとすれば、
台風なんかもそうだよね。
絵_20150406.png

台風の中心気圧が上がっていくと、
雨雲の形もくずれていって勢力が衰えていくよね。

そして温帯低気圧となって台風が終了~!

ワイヤロープも形くずれが起きてしまうと
元の形には戻らず、100%の力を発揮してくれないんだ。
つまり、廃棄しかないってことだよ。

君たち、今日の玉掛け作業もご安全に!!!

吊り具ブログ「吊るのひと声!」

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