玉掛技能講習を受けてみよう! ~準備編~

君たちお久しぶりだね。
ゴールデンウイークは楽しめたかい?
長い人では9日間ずっと休みだった人もいるから、
この機会に旅行に行ったり、レジャーを楽しんだ人もいるんじゃないかな?
僕は家でのんびり過ごしていたよ。
「長い連休だからどこかに行かないともったいない。」って思われがちだけど、
意外と家で過ごした人も多いみたいだね。
ゴールデンウイークを楽しんで過ごしたから
また今日から気合を入れていこうと思うよ。
まだ休み気分で作業をしていると、思わぬ事故に繋がりかねないから気を付けてくれよな。
君たちも五月病って言ってないで、気を引き締めて玉掛け作業をしていこうね。

さて、ここから本題に入るよ。
突然だけど君たちは、玉掛け技能講習修了証を持っているかい?
玉掛け作業は資格がないとできないことは知っているよね。
春が終わったこの季節、そろそろ現場デビューっていう新人さんたちも
多いはずだから、この資格について説明していくよ。
1日だけじゃ終わらないみたいだし、試験もあるって聞いて
いまからビクビクしてる人もいるんじゃないかな?
大丈夫だよ。僕がどんなことをするか少しだけ教えてあげちゃうからね。
1回目の今日は、この資格の説明や何を持って行ったらいいのか説明するよ。

さっきも説明したように、玉掛け作業は資格が無いとできないよね。
玉掛けの資格は、クレーン等の吊り上げ荷重(または制限荷重)に応じて定められているよ。

イラスト1

この図からもわかるように、クレーンの吊り上げ荷重が1t以上の場合は
玉掛け技能講習の修了者じゃないとできないんだ。
1t未満の荷物を吊る場合でも、自分の力では荷物を持ち上げられないから
資格を持ってない君たちは、そろそろ欲しくなってきたんじゃないかな?

玉掛け技能講習を受けようと思ったら、
まずどこで受講できるか探してみてくれよ。
受講できる場所は、都道府県労働局長登録教習機関で行われているから
最寄りの講習所を探す場合は各地の労働局に問い合わせてみてくれよな。
インターネットで「玉掛技能講習 ○○(地域名)」で検索するのもいいよね。

日程はだいたい学科が2日、実技が1日の合計3日間で行われるよ。
3日間連続で朝から夜まであるから、スケジュールは余裕を持っておいてくれよな。
あと、学科と実技のどちらも最後に試験があるんだ。
「え!試験!?」と思った君たち。
大丈夫だよ。先生がちゃんと教えてくれるし
このブログをずっと読んできてくれている君たちなら、きっと合格できるよ。

持ち物は受講する場所によって違うから、行く前によく確認してくれよ。
だいたい1日目と2日目が学科だから、筆記用具があればその日は大丈夫だからね。
3日目は実技だから、作業着なんかの動きやすい恰好をしないといけないんだ。
玉掛け作業をするときの基本の恰好は、前にも一度紹介したよね。
ここでもう一度確認しておいてくれよ。
ヘルメットや安全靴を持っていない場合は、貸出してくれるところもあるから
実技の前に先生に聞いておいてくれよな。

イラスト2

全部の試験に合格したら、玉掛け技能講習終了証をもらうんだ。
そこに君たちの証明写真が必要だから、前もって撮っておくのか
その場で撮らしてもらえるのかも確認しておいてくれよ。

これで玉掛け技能講習の準備は万全だね。
あとはこのブログのバックナンバーを見ておいてくれると
講習の内容が、より分かりやすいと思うよ。
どんなことも準備は大切だからね。

準備運動をしないで、いきなり100m走に出ると君たちはどうなるかな?
僕は間違いなく、途中でスタミナ切れを起こすか怪我をすると思うよ。

20180507_イラスト

100m走と同じように、玉掛技能講習も準備をしっかりして臨んでくれよ。
講習が終って、実際に現場で玉掛け作業をすることになると
作業前の準備がどれだけ大切か君たちも実感できるはずだからね。

来週からは講習でどんなことをしていくのか説明するよ。

君たち、今日も一日ご安全に!!