シャックル表面処理シリーズ最終回 塗装の巻

君たち今日が何の日か知っているかい?
実は「主婦休みの日」なんだって。
名前の通り、主婦の人たちが休んだり、
家事について家族で考えようっていう日だよ。
僕も知らなかったんだけど、
この「主婦休みの日」って1月、5月、9月の25日の
年3回あるらしいんだ。
これを機会に、今日は早めに帰って、奥さんの代わりに
夕飯を作ったり、掃除をしたりするのもいいかもしれないよ。
がんばりすぎて「これからは毎日が主婦休みの日よ。」
って言われても、僕は責任とれないけどね。

さて、ここから本題に入るよ。
今月から始まったシャックル表面処理シリーズも
今回の「塗装の巻」で最後だよ。
君たち、最後までしっかり勉強していってくれよ。

まず、どうして塗装をするのか説明するよ。
塗装をする目的として大きく3つあげられるんだ。
まずはシャックルを錆から守る防錆性。
これはメッキのときも紹介したよね。

もう一つの目的として、当たり前だけど
塗装をすることで見た目がかわるよ。
しかも本来の見た目よりもいい感じになるから、
芸術的価値や製品価値が高められるんだ。
色んな色にもできるし、
黒のシャックルのままよりも色が付いていれば
ぱっと見た時にわかりやすいから、
空間の識別なんかにももってこいだね。

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使う場所や目的によって、色の変更もできるから、
そのときは僕に相談してみてくれよな。
例えば、白い船の船体まわりにつけたいときは
白のシャックルがいいって言われることもあるよね。

最後に目的によって、機能を付けることもできるんだ。
例をあげると防虫防腐塗料や耐熱塗料なんかがあるよ。

まとめるとメッキと同じように
塗装をすることでシャックルの素材を保護したり、
色を付けることができるというのも大きな魅力だよね。

次に塗装の仕方について説明するよ。
これも種類をあげるとたくさんあって、
ハケを使って塗装する「ハケ塗り」や、
塗装をスプレーで霧状に噴射する「吹付塗装」
吹付塗装の後に焼き付けを行い、
塗料を硬化させる「焼付塗装」なんかがあるよ。
例えばこの強力長シャックルなんかは
ノンクロムのオレンジ焼付塗装を行っているんだ。

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このVフックの外れ止め金具はノンクロムの水色焼付塗装だよ。

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こうやってメーカーのオリジナリティが出せるというのは
塗装のいいところだよね。
僕も自分のオリジナリティをもっともっと発揮していこうかな。

20170925_イラスト

オリジナルTシャツを作ってみたよ。
これはちょっと恥ずかしいよね・・・(笑)

4週連続でシャックルの表面処理について
説明してきたけど、君たちわかってくれたかい?
少し難しい話もあったけど、
最後まで読んでくれてありがとう。
また来週からは違う話になるから楽しみにしててくれよな。

君たち、今日も一日ご安全に!!