入らなかったら一大事!

前回シャックルの部位の名称と説明について書いたんだけど、君たち覚えて
くれたかい。

その中で、言っておかないといけないことがあるんだ。
シャックルの部位の名称で、書いた「5.ダンゴ部」についてだ。

前回ブログ

ここでは、ダンゴ部って書いちゃったけど正式には「アイ部」って言うんだ。
ダンゴって言うのは、型打ち鍛造する前の丸まった状態をことなんだ。
本来ダンゴは丸いものだからね。
でも、この部分を加工してアイ部を作ることからこの部分の名称のことを「ダンゴ」って呼ぶことが多いんだ。

それで、僕もダンゴ部って書いちゃったワケよ。
君たち、混乱させて悪かったね。

シャックルの点検するときや商品を説明するときなんかには名称を知ってると便利だから君たちも
覚えておいて損はないと思うよ。

さて、本題に入っちゃうよ。今回は寸法についてだ。
何度も書いていることなんだけど、シャックルは連結金具で通常他のモノと繋いで
使われるんだ。
繋ぐってことは寸法の確認は重要ってことになるよね。
ってことで、今回は、シャックルの寸法について書こうと思う。

shackle sunnpou.png

これがシャックルの寸法表なんだ。
これらの寸法にはDとかBとかの記号がついている。
寸法表によっては多少違うけど、大洋製器工業では、一般的にはこんな感じなんだ。

じゃ、それぞれの寸法について説明するよ。

1.t寸法
シャックル本体のアイ部(ダンゴ)の厚みなんだ。

2.d寸法
本体の径だ。シャックル本体にモノをつなぐときなんかは要チェックだ。
この寸法は、ストレートタイプのシャックルはt=dなんだけどバウタイプはt<dなるんだ。ちょっとしたことなんだけど、どっちも同じだと思っていると「使えない!」ってこともあり得るからね。

3.D寸法
アイ部(ダンゴ)の径のことだ。
本体で最も径が太い部分になっちゃうので本体にモノを通すときには一番確認しなくっちゃいけない寸法なんだ。

4.L寸法
本体の長さのことだ。
通常はピンのセンターからの寸法なんだけど、シャックルによってはピン上部からの寸法になっていることもあるんでカタログでチェックしてほしい。

5.d3寸法
ピン径のことだ。
直接スリングや吊り荷に接触する部分なんで相手との取り合いなんかを検討するとき
なんにはかなり重要な寸法だ。

6.B1寸法
これは、バウ型のシャックルのみに存在する。
バウ型の一番膨らんだ部分の寸法のことだ。

7.B寸法
口幅寸法のことだ。
この幅に入らないものとはシャックルは連結することはできない。

たとえば、指輪で考えてほしい。
サプライズを考えて、相手にきっちり確認しないで買っちゃたとしよう。
大きかったらまだ指に入るからいいけど、小さかったら悲劇だよね。
もし、それが結婚式だったら一大事だ。取り返しのつかないことになりかねない。

yubiwa.png
だから、こんなことになる前に寸法の確認をしなくっちゃいけない。

シャックルも同じように入口より大きいものは普通はいらないってことなんだ。
シャックルは連結金具なんで、繋ぐ相手との取り合いが重要なんだ。

君たち、シャックルを選ぶときは寸法のチェックをしてくれよ。