
パラレルワイヤ・ラブストーリー
突然だけど、明日9月12日は「宇宙の日」なんだって。
1992年のこの日、宇宙飛行士・毛利衛(もうり まもる)さんが日本人として初めて宇宙へ飛び立った日を記念しているみたいだよ。
子供の頃は、宇宙ってどうやって誕生したんだろう?とか、どこまで続いてるんだろう?っていう答えの出ない疑問を考えるのが楽しかったよ。
あと、映画や漫画なんかでよく使われている「パラレルワールド(平行世界)」っていう考え方は、
自分じゃない自分がどこかにいるかもしれないという、怖いようなワクワクするような宇宙観だよね。
パラレルワールドで想像することとして、例えば過去に戻った時になにをする?という問いに対して、
下世話な想像だけど宝くじの当たり券を買うことが出来るよね。
僕も昔は下世話だったからそう思ったりして、なにかの拍子に過去に戻れたりしないかなあ、と若干強く念じていたこともあったよ。
でも、最近では、ほんとにそれで大金持ちになれるのかな?と疑問に思い始めてきたんだ。
それは、良識のある人間としてそのような不正をして大金持ちになることに対して疑問を持ち始めた、という殊勝な考え方ではなく、
過去に当たった番号が過去に戻った際にまた同じ番号で当たるのか?という疑問を抱き始めたからなんだ。
パラレルワールド的観点から考える(浅い知識で)と、宝くじの当たり番号ってのは無限の可能性があって、
その結果の差による無限の宇宙が存在していくんじゃないかなと考えることも出来るので、過去に戻ったって違う番号が当たるような気がするんだよね。
もし、「ワタシハウチュウノシンリヲシッテイル」って人がいたら、答えを教えてくれよな!
さて、ここから本題に入るよ。
パラレルワールドの話をしたんだけど、みんなは玉掛け用具にもパラレルなものがあるのを知っているかい?
聞いたことない人も多いと思うけど、実は「パラレルワイヤストランド」っていうワイヤがあるんだ!
まず、いわゆる通常のワイヤロープのことをおさらいしとくね。
この写真のように、素線をより合わせたものをストランドといって、
そのストランドをさらに心綱のまわりに数本より合わせて作ったものがワイヤロープだよ。
そう、通常のワイヤロープはより合わせて作られるって言ったんだけれど、実はパラレルワイヤストランドは全くよられていないんだ!
パラレルワイヤストランドは「平行線ケーブル」や「平行線ストランド」とも呼ばれてて、
作り方としてはストランドをよらず平行に束ねて、1本のケーブルを構成しているんだ。
平行に束ねているから、パラレル(平行)って名前が付いてるんだね!
代表的な使用例だと、明石海峡大橋や関門橋、瀬戸大橋などの長大吊橋のメインケーブルとして使われてることが多いよ。
じゃあ、なんで通常のよられたワイヤロープじゃなくて、平行のワイヤロープが必要なの?って思うよね。
実は、より合わせたワイヤロープの強度は、よることによって力のかかる方向と素線の配置に一定の角度がついてしまうことが原因で、
元の素線の強度を合わせたときより、弱くなってしまうんだって。
パラレルワイヤストランドは、よらないことでその影響を受けずに素線の強度をより発揮させることができるってわけなんだ!
逆になんで普段使用しているワイヤロープが、強度は少し弱くなるのによってあるのかと言うと、全体の形を保つためと、
柔軟性が生まれるから取り扱いが簡単という特徴があるからだよ。
その特徴よりも強度の方が大事!という時に、よられていないパラレルワイヤストランドなんかが使用されるんだ。
ちなみにだけど、明石海峡大橋のメインケーブルの直径は112cmなんだって!
素線が36,830本も使われていて、この1本で約6万トンの荷重を支えることができるんだ!
パラレルの力ってすごいよね!
ちなみに、過去に戻って大金持ちになること以外のパラレルワールド的発想だと、そんなに無限の宇宙がある中で、
僕の周りで一緒に楽しく過ごすことを選んでくれてる人たちは、それだけでかけがえのない人たちなんだって思えることだよ!
・・・ふう、下世話なまんまで終わりたくないからね。
今日も1日ご安全に!











