
僕らはみんな 安全率に守られている
突然だけど、みんなは虫は好きかな?
実は昨日、6月4日は「虫の日」だったんだ。
日本が誇る漫画家の手塚治虫さんらの呼びかけで、1988年(昭和63年)に設立された日本昆虫クラブが「虫の日」を制定したみたいだよ。
虫というと苦手って人も多いと思うけど、昆虫の王様と言っても過言ではないカブトムシだとどうかな?
僕の子供時代には、男の子はみんなカブトムシやクワガタムシが大好きだったような気がするよ!
僕も当然大好きで、夏休みになると友達と一緒にクヌギ林までカブトムシを採りに行ってたもんだよ。
カブトムシがいるクヌギの木まで、自分より背の高いセイタカアワダチソウをかき分けて、友達に負けないように全力疾走したあの時の、
ワクワクドキドキの興奮と言ったら・・・その思い出を肴にして、お酒が3杯は飲めちゃうよ!
カブトムシは体重の20倍~850倍(巷の噂レベルで諸説あり)のモノを持ち上げられるみたいで、
これを人間に置き換えると1t以上持ち上げられるってことになるんだって!
まるで鉄腕アトムだね!
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、カブトムシが体重の何倍のものを持ち上げられるって話をした後だから、玉掛け用具における倍率設定の紹介をしようと思うよ。
みんなは「安全率」って聞いたことあるよね?
玉掛け作業をしている人なら当然知っていると思うんだけど、今日はその内容を細かく説明していくね。
玉掛け用具には「使用荷重」が表示・刻印されているよね。
それとは別に、「破断荷重」っていうのも存在しているんだ。
破断荷重というのは、製品が壊れる力の大きさの事でブレーキングロード(B・L)ともいうよ。
なんで破断荷重の説明をしたかというと、
安全率とは、玉掛け用具の破断荷重と使用荷重との比率のことだからだよ。
安全係数ともいうね。
<式> 安全率 = 破断荷重 ÷ 使用荷重
安全率が設定されている理由は、玉掛け用具など使用時に起こる不確定要素を考慮して、
あらかじめ「〇倍」って決めることで、安全に使用できるようにしているんだ。
考慮している不確定要素とうのは、吊り具にかかる強い衝撃や振動、それによる材料の疲労などのことだよ。
じゃあ、玉掛け用具の安全率って何倍なの?って思う人もいるかもしれないね。
下の表はワイヤの安全率の表なんだけど、実は用途によって安全率は異なるんだ!
玉掛け作業における安全率の値は、「クレーン等安全規則」で
吊り具の種類、形状、材質、使用方法などを総合的に考え定められているよ。
だからみんなは、
「玉掛用のワイヤの安全率は6倍以上、シャックル・フック・リング等の金具の安全率は5倍以上」
と覚えといてくれよな。
ワイヤ・シャックル・フック・リングなどの吊り具は安全率の条件を満たした、使用荷重の設定になっているよ。
念のために伝えておくけど、使用荷重が1tで、安全率が5倍だから5tまでは大丈夫ってことじゃないから気を付けてくれよな!
安全率は、いざという時にみんなのことを守ってくれる、ありがたいルールってことだね。
ちなみに、比率繋がりでいうと、僕はあまり触れたくない「BMI」っていうのがあるよね。
<式> BMI = 体重(㎏) ÷ 身長(m)×身長(m)
聞いたことあるし、計算したこともあるって人も多いんじゃないかな。
計算した結果が、18.5~25の間に入っていれば普通体重の範囲で、統計的に一番病気になりにくい「22」を標準値(適正体重)としてるんだって。
・・・え?僕はどうなのかって?
それでは聴いてください、『鉄腕アトム』の替え歌で、
『豊満ミスターT』
普通体重をこえて ラララ
星のかなた
ゆくぞ ミスターT
食欲のかぎり
今日も1日ご安全に!










