玉掛け用具(吊り具)の各部位の名前
君たち、フックのあの部分なんて言うんだっけ?とか、
点検表に書いてある繊維スリングの縫製部ってどこのこと?なんて思ったことはないかい?
実は、玉掛け用具の各部位の名称や玉掛け作業に関する用語を
細かく定義・説明してくれているJIS規格があるんだ。(B0148 巻上機用語)
その中で、知っていると便利そうなものを何個か紹介するよ!
1.ロッキングフック
ロッキングフックとは、荷がかかるとラッチが閉まりロック装置が働くフックのことだよ。
フック背中部分のロック装置を押さないと、ラッチが開かない、つまり勝手に口が開くことがないから、
より安全性が求められるような現場で使われることが多いかな!
今の説明でも、ラッチやロック装置がどこを指しているか分からないと理解しにくいよね。
ということで下の画像を見てくれ。なんとなくイメージできたかな?
2.繊維スリング(ラウンドスリング)
ラウンドスリングとは、強い糸の束(心体)を表面布で包んだ構造のスリングだよ。
ベルトスリングよりも更に柔軟性が高い事からソフトスリングと呼ばれることもあって
形は、エンドレス形と両端アイ形の2種類あるよ。
点検項目で、縫製部や表面布を確認するって出てくるから、覚えておいたら便利かもしれないね。
3.チェーンスリング
チェーンスリングは、その名の通りチェーンを用いたスリング(玉掛け用具)のことで、
いろんな金具を組み合わせて作られているよ。そして、それぞれにちゃんと名称があるんだ。
結合金具は、「カップリング」と呼ばれることもあるね。
リーチについては、詳しく説明しているブログがあるから下のリンクから読んでみてくれよな。
- 揚程
最後に、玉掛け作業でよく使われる・よく耳にする「揚程」を紹介するよ。
揚程とは「吊りしろ」とも呼ばれ、荷を巻き上げ及び巻き下げできる最大距離のことなんだ。
下のイラストは天井クレーンの場合なんだけれど、具体的に説明すると
最大限に巻き上げたフックの位置から、吊り荷にフックを掛ける位置までの距離を指しているよ。
どちらもフックのふところ内側の一番下から測るよ。
4つ紹介したけれど、分かってくれたかい?
もっと詳しく知りたいひとは、JIS B 0148 巻上機用語をチェックしてみてくれよな。
最後の方のページにはイラストもついていて、すごく分かりやすいよ!
また、各用語の英単語も載っているから、英語の資料を作ったり読んだりしないといけないとき参考になるかもしれないね。
ところで君たち、上の話と全っ然関係ないんだけれど、来週月曜日は11月11日だね!
11月11日といえば、1の形に似ているものの記念日として、
ポッキー&プリッツの日、めんの日、スティックパンの日、うまい棒の日、串カツ田中の日など、たーくさんあるんだ。
一番有名なのはポッキー&プリッツの日かな?スーパーでも安く売られていたりするよね。
僕の最寄りのスーパーでも大量に並べられていたから、まんまと?いっぱい買っちゃったよ!
今日も一日ご安全に!