危険を察知!どこが危ないかわかるかな? ~シャックルとワイヤを連結する場合~

先週、春のセンバツ高校野球が終わったね。
大阪桐蔭が智弁和歌山を逆転で破って、春の連覇達成!おめでとう!
実は決勝じゃないんだけど、今回は僕の地元の高校が出場したから
甲子園まで応援に行ってきたんだ。
応援団に混じって、皆とおそろいのジャンパーにメガホンを持って応援してきたよ。
反対の手にはしっかりとビールを持っていたけどね。
まあ、その話は置いといて・・・。
選手たちが一生懸命にプレーするのを見ると、
こっちも自然と熱くなってしまったよ。
結局、その試合は負けてしまったんだけど、
今度は夏に向けて頑張ってほしいな。
選手の皆、本当にお疲れ様。
勇気と感動をありがとう。

さて、ここから本題に入るよ。
玉掛け作業をするときの危険性をクイズ形式で説明しているよ。
君たち前の2回はすぐにわかったかな?
今回は前よりも難しいかもしれないから、イラストをよく見て挑戦してくれよ。

イラスト1

ここに危険が潜んでいることに君たちは気づけたかな?
円柱のようなものを、シャックルとワイヤで吊り上げているね。
「しっかりチョーク吊りしているから大丈夫じゃないの?」
と思った君たち。
実はここにも危険が潜んでいるんだ。
君たちわかったかな?
このまま吊り作業をしていると・・・
イラスト2
あー!危ないっ!
ちゃんと連結していたつもりのシャックルが外れてしまったよ。
これだと荷が落ちてしまって大きな事故に繋がる危険があるよね。
シャックルのピンはしっかりと締めたはずなのに、どうしてこうなったんだろう?

僕が答えを説明していくよ。
君たち「動索」って覚えているかい?
クレーンの巻き上げによって移動する可能性があるスリングのことを指して言うよ。
忘れてしまった君たちはここからチェックしてくれよな。

今回の場合はワイヤロープの巻き上げによって、
シャックルのボルトが回転してネジが緩んでしまったんだ。

イラスト3

しっかりシャックルのボルトを締めたつもりでも、
取り付ける箇所を間違うと、外れてしまう危険があるよ。
この事例の場合は下のイラストのように取り付けるのが正解だよ。

イラスト4

シャックルのボルト側には動索を取り付けないように気を付けてくれよな。

気をつけて、しっかりボルトを締めたつもりでも
シャックルの取り付け方を間違えると、大きな事故に繋がることがわかったね。
取り付け方を間違えるというと、
こないだ、家のドアノブが緩んで外れそうになっていたから、
新しいものに交換して自分で取り付けてみたんだ。
簡単に取り付けられたと思ってドアノブに手をかけたら
全然回らなくて困ってしまったよ。

20180409_イラスト

きっと取り付け方を間違ってしまったんだね。

ドアノブの場合も困ったけど、
シャックルの取り付けを間違うと困るだけでは終わらずに
事故につながる恐れがあるから、しっかり確認してくれよ。

最後にもう1個、おまけでクイズを出すよ。
動索の対義語はなんだったか覚えているかい?
つまりクレーンの巻き上げによって移動することがないスリングのことを言うよ。
あれ?何だったっけ?と思った君たちは
ここからもう一度チェックしてくれよな。

君たち、今日も一日ご安全に!!