
不器用な僕が、Vフックの「外れ金具」の交換をやってみた!
君たち待たせちゃったね。
4月22日以来だから、3週間ぶりのブログの更新なんだ。
休み前に3回にわたってVフックについて書いたんだけど、君たち覚えているかい。
3週間も前の事なんで「覚えてないよ!」って思っちゃうよね。
そんな君たちのために、ちょっとだけおさらいをしておこうと思うんだ。
Vフックには、新型の重量フックでいくつかの特徴があるんだけど最大の特徴が
外れ止め金具である 「セーフティラッチ」にあるんだ。

このセーフティラッチは、丈夫で壊れにくいしワイヤロープの立ちによる「外れ現象」
を防いでくれちゃうんで、安全に安心して玉掛けの作業が出来ちゃうんだ。
その他にも、Vフックには、ワイヤロープや繊維スリングにあたえるダメージを軽減
するためのアイ部の断面形状やふところの大きさ、廃棄基準が明確って特徴もあるんだ。
Vフックは、最高級グレードV級の材料を使っていて高強度で軽量化しちゃっているし、
さらに新しい特徴も追加になって安全で使いやすくなったフックなんだ。
そんなVフックなんだけど「外れ止め金具」付フックってことには変わりがないんで、
「外れ止め金具(セーフティラッチ)」の取り換えることがあるんだ。
そんなことで、今回はフックの「外れ止め金具」の取り換えについて書くことにするよ。
まずは、重量フックについてなんだ。

こんな状態になっちゃたら「外れ止め金具」を取り換えなくっちゃいけないんだ。
この外れ止め金具はちょっと壊れ過ぎ感があるんだけどね。
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上の画像を見てほしい。大洋製器工業の重量フック外れ止め金具はこの3点セット
なんだ。
外れ止め金具は、画像の真ん中にあるリベットで止めているよ。
だから、交換するときはこのリベットの頭をサンダーとかの研磨工具で削り取って、
取り換えないといけないんで結構手間が掛かっちゃうんだ。
次にVフックの外れ止め金具(セーフティラッチ)についてだ。
Vフックのセーフティラッチは上の画像の3点セットなんだ。
これからセーフティラッチの取り換え方法について詳しく説明しちゃうよ。
これが、取り換えに用意する道具なんだ。
後は、固定するためのバイスのような台があればベストだ。
まずは、セーフティフックの取り外しをするんだ。
ピンポンチなどで、取り付いているセーフティラッチのスプリングピンをたたいて
抜きとるんだ。
これで簡単にセーフティラッチが外れちゃう。叩き方が強すぎるとセーフティラッチが
変形しちゃうんで加減して叩いてくれよ。
次に、新しいセーフティラッチをつけるために仮組みすんだ。
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セーフティラッチに仮組するときに、強くたたき込みすぎると金具が変形しちゃうんで
注意してほしい。
それから、フックの仮組なんだけどピンポンチなどを反対側から入れてバネが外れない
ように注意してフック本体にセーフティラッチを取り付けるんだ。
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その後、ピンポンチなどでスプリングピンを当てて仮組を固定したままハンマーで
スプリングピンを叩き込むんだ。
スプリングピンがセーフティラッチの反対側から1?程度突き出すぐらいでOKだ。
スプリングピンの突き出し量が、両側が均等になるように調整してほしいんだ。
このときも、強くたたきすぎるとセーフティラッチが変形することがあるんで注意
してくれよ。
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最後に、セーフティラッチを数回動かしてスムーズに動くか動作を確認して問題
なければセーフティラッチの取り付け完了なんだ。
錆を防ぐことと、動きを滑らかにするために作動部への注油をおすすめするよ。
これで、Vフックのセーフティラッチの取り換えが完了ってワケだ。
ちょっとした工具があれば、不器用な僕でも簡単に交換が出来ちゃうんだ。
ここで間違ってほしくないんだけど、人間的に不器用ってことではなくって、手先が
不器用な人でもできちゃうってことだからね。
Vフックの外れ止め金具(セーフティラッチ)の取り換えは、重量フックよりも簡単に
できちゃうし、そもそも壊れにくいんで取り換えの作業自体が少なくなるんだ。
外れ止め金具付のフックには、外れ止め金具の交換は宿命的に必要なことなんだけど、
取り換えの頻度や作業にかかる時間は少なくすることはできちゃう。
君たち、外れ止め金具付のフックはVフックを使っちゃいなよ。






