チェーンブロックを使って水平吊りに挑戦!≪この吊り方で挑戦してみないかい? シリーズ第4回目≫

君たちの住んでいる地域の、桜の開花状況はどうだい?

僕が住んでいる地域では先週末が満開だったよ。
残念なことに週末は雨が降ったせいで、ゆっくり花見ができなかったけどね。

でも買い物に出たときに見た、雨に濡れる桜もかなり綺麗だったよ。

天候に関係なく、満開の桜は見る者の心を魅了するよね。

 

さて、僕も君たちの心を魅了できる内容のブログを目指して書いていくよ。

今回は「この吊り方で挑戦してみないかい?」
シリーズの4回目で“チェーンブロックを使って水平吊りに挑戦!”と題して書こうと思う。

“玉掛け作業で荷を水平に吊ることって重要?”と疑問に思う人がいるかもしれない。

もし、荷が傾いたまま玉掛け作業をしていると、
・荷が滑って落下事故につながる
・ワイヤロープに荷重が均等に掛からず、大きい
負荷が掛かったワイヤロープが破断するという危険性があるんだ。

こういった危険な目に遭わないために、荷を水平に吊り上げることは、とても重要だと覚えておいてくれよ。

とは言っても、偏荷重の荷を水平に吊るのって難しいんだよね。

このシリーズの1回目に、偏荷重の荷の吊り上げについて書いたけど覚えているかい?
忘れている人は、ココから読み返してくれよ。

1回目では、チェーンスリングを使った水平吊りを説明したんだ。

今回はチェーンブロックを使った水平吊りについて書いていくよ。

下の画像がチェーンブロックだよ。
チェーンブロックの写真
チェーンブロックの一般的な使い方は、梁などに吊り下げて、荷を上げ下ろしすることなんだ。
手鎖を引っ張ることで、荷を上下できるから、電源がなくても使える便利なものだ。

さて、そんなチェーンブロックだけど、荷を水平に吊るときにも便利に使えるから、覚えておいてほしい。

君たちの現場で下の絵のように、荷が傾いて困っているようなことはないかい?
偏荷重の吊り荷のイラスト
このケースは荷の左側に荷重が偏っていることから、左側のワイヤロープに負荷が掛かり、荷が傾いているんだ。

チェーンブロックを使用した偏荷重の吊り荷のイラスト

こんなときは、下の絵のようにワイヤロープと荷の間にチェーンブロックを取り付けると良いんだよ。

チェーンブロックの荷鎖を長くして、荷の右側を下げたんだ。

そのことで、4本のワイヤロープに掛かる荷重が均等になり、荷を水平にできたんだ。

要するに、手鎖をジャラジャラと引っ張るだけで荷が水平にできるってこと。

どうだい、君たちもチェーンブロックを使って、簡単な水平吊りに挑戦をしてみないかい?

挑戦するときの注意点を一つ、書いておくよ。
荷を見て、荷重の軽い方にチェーンブロックを
取り付けるって覚えておいてほしい。

荷重の重い方にチェーンブロックを取り付けた
場合、チェーンブロックに掛かる荷重が大きい
ことでギヤなど、部品が破損する危険性が高く
なるよ。そして何より、君たちの手鎖を引く
作業が大変になるからな!

“もっと詳しく話を聞きたい”という人には、
僕たちから連絡させてもらうから、ココから
問い合わせをしてくれよ。

 

メタル系のミスターティー

手鎖(チェーン)を引くことで便利に使える
という内容を書いたけど、これは危険!

こんな事をする人はいないと思うけど、
恐い人の顔にぶら下がっているチェーンを
引っ張ったらダメだよ。

引っ張るならチェーンブロックの手鎖を引いて、
安全な玉掛け作業をするようにしてくれよな!

 

君たち、今日も一日ご安全に!!

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