ボルト・ナット止めシャックルには、割りピンつけちゃいなよ

シャックルの選び方についてのパート2、シャックルの止め方だ。
シャックルの止め方は、大きく分けて捻込みタイプとボルト・ナット止めタイプがある。

 

捻込みタイプのシャックルは、ボルトに突起部がついているよね。これでボルトを手で簡単に廻せるようになっている。※ついてないタイプ(沈シャックル、角頭シャックルなど)もあるのでそれはまた次の機会にする
さらに突起部分に穴が開いていてドライバーやシノなどの細い棒が差し込め、増し締めや取り外しが簡単に出来ちゃう。
ロープとの連結やフックなどの吊り金具との連結など、取り外しの多い作業時には非常に便利で、簡単に出来るので作業効率がよくなるよ。
ただ、ボルトが緩み抜ける心配が有るので連結には注意が必要になる。
使用前にネジが締め切った状態であるかどうか確認してくれよ。

次に、ボルト・ナット止めタイプについてだが、使用前にナットが締め切った状態であるかの確認が必要だ。その上、ナットが緩んで抜け落ちないように割りピンをつける必要がある。

割りピン.JPG
ボルトの先に有る穴に割りピンを取り付け、先を割る(広げる)ことでナットの抜け止めになっちゃう。
少し手間がかかるが、割りピンをつけることによりボルトの抜け落ちがなく安全性が高まる。安全性を重要視する工場、建築・土木の現場では、ボルト・ナット止めのシャックル以外使えないところもあるぐらいだ。

ってワケで、重量物を吊る場合は、ボルト・ナット止めシャックルをおすすめする。

ただ、現場では「取り外しに手間がかかる」 「 割ピンがない」 などの理由で、割りピンをつけずに使っているシャックルを見かける。
これじゃ、ボルト・ナット止めシャックルを使っている意味がないし、安全性に大きな問題がある。

君たちも、使うときは必ず割りピンをつけてくれよ。
でも、似てるからって、ヘアピンはつけちゃダメだよ。

君たち、割りピン忘れるなよ!

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