天と地と

突然だけど、昨日の2月19日は何の日だったか知っているかい?

実は、2月19日は「天地の日」だったんだ。

 

天地の日?なんだろう?

 

そう思った人も多いと思うんだけど、これは「地動説」を提唱したコペルニクスの誕生日を記念して制定されているんだって。

地動説は、その当時主流だった地球中心説(天動説)を覆して、太陽中心説(地動説)を唱えたわけだから、

それを聞いた人たちはまさに驚天動地な話だったろうね!

 

だっていま、「いままで黙ってたけど、ほんとは地球のまわりを太陽が回ってるんだ、騙しててごめんね」って

権威ある科学者たちが共同声明を出したりしたら、「いや、そんなわけないでしょ、最近のドッキリは手が込んでるなあ!」

って笑われるだけだと思うんだ。

ましてや、当時は宗教的にもそんなことを言ったら大変なことだったろうし、なかなかすぐには広まることはなかったみたいだね。

 

後に、ガリレオ・ガリレイがコペルニクスの地動説を正しいことだと訴えたことで

宗教裁判にかけられた際、「それでも地球は回っている」という言葉を残したというのは有名な話だよね。

こういう気骨のある人たちがいたからこそ、正しい認識が今に伝わっているということには、ほんとに畏敬の念に堪えないよ。

・・・でも、ほんとは、地動説が壮大なドッキリだったりしたら、驚天動地だね!

 

 

 

さて、ここから本題に入るよ。

 

君たちは玉掛け作業をしていて荷を傷つけたくないときに、どんなスリングを使うかな?
そう、軽くて柔らかいベルトスリング(繊維スリング)を使うよね。

それじゃあもうひとつ。
ベルトスリングを使うときに、色んなメーカーのベルトスリングを一緒に使ってないかい?

「え?いつもいろんなベルトスリングを混ぜて使ってるよ。」っていう君たち、気を付けてくれよ!

ベルトスリングはベルトスリングでも、別のメーカー同士で一緒に使うのは危険なんだ。

 

じゃあ、どうして危険なのか説明していくね。

まずひとつは、メーカーによって材質が違う場合があるんだ!

メーカーによって「うちはナイロンを使っているよ」っていうところや、「いやいや、うちはポリエステルなんだ!」っていう違いがあるよ。

 

材質が違うベルトスリングを一緒に使った場合、同じ長さのベルトスリングを使っていてもベルトの伸びなんかが変わってきて、

結果的にバランスよく荷を吊り上げられなくなるよ。

じゃあ、同じ材質を使っていたら大丈夫かって?

その場合も、まだ危険なことがあるよ。

同じ材質のベルトスリングでも、メーカーによって糸の織り方に違いがある場合があるよ。

糸の織り方が違うと、これもまたベルトの伸びが変わってきてバランスよく吊り上げられないんだ。

 

あともうひとつ、メーカーによってベルトスリングの表面と裏面で、どちらかしか使用できないという設定がされているところもあるよ。

使用面とそうじゃない面があるから、使うときは気を付けないといけないよね。

色んなメーカーのベルトスリングを一緒に使っていると、どっちが片面使用でどっちが両面使用だったかわからない、ってことになって危険なんだ!

 

これは、物流業界で言うところの「天地無用」に近いイメージかなあ。

あ、ちなみに、この天地無用というのは、意味をはき違えている人もいるらしいんだけど、荷物の上下を逆にしてはダメ、って意味なんだ。

上下を考えなくても良い、というふうにも取れるから、間違えやすいよね。余談だけど。

 

 

 

天地の日ということで、自分を中心にではないけれども、目の前でグルグル回ってくれる回転寿司でも食べに行こうかな。

やっぱり寿司は回っている!

 

今日も一日ご安全に!