シャックルの斜め吊りはなぜダメなのか?

今回は、シャックルの斜め吊りがダメな理由と、それを防ぐ2つのおすすめ製品を紹介するよ!

 

シャックルの斜め吊りは、なぜダメ?

まず、なんでシャックルの斜め吊りがダメなのかを説明するね。

通常のシャックルは、クラウン部が曲線でピン側が直線だよね。

シャックルの上下にスリングを連結させている時、直線部に掛けているスリングが安定せず

スリングがズレてシャックルが斜めになってしまうことがあるんだ。

その斜めになる瞬間、シャックルに衝撃荷重が働き、破損する原因となる可能性があるから

斜め吊りになるような不安定な吊り方はダメなんだ。

 

そこで活躍するのが、今回紹介する「シャックリンク」と「フレキシブルリンク」だよ!

2つとも通常のシャックルと違って、上下両方の連結部が曲線で楕円のような形をしているよね。

連結部がどちらも曲線だから、シャックルの代わりに使用することで

斜め吊りになるのを防ぐことができるんだ。すごく魅力的でしょ。

「シャックリンク」と「フレキシブルリンク」、斜め吊り防止以外の特長をそれぞれ紹介するね。

 

シャックリンク

シャックリンクは、「シャックルの斜め吊りを防止するためのシャックル」だよ。

使用荷重は0.63tの1種類で、斜め吊りを防止する他に2つの特長があるよ。

 

特長①連結が簡単!

ボルト・ナットを取外すことで、ワイヤロープやリング・フックなどの金具との連結が手軽にできるんだ。

だから、多点吊りスリングの部材交換も簡単にできちゃうよ。

例えば、下の画像はワイヤロープとフックを連結しているんだけれど、

もし、フックが破損してしまっても、シャックリンクを外すことで簡単にフックを交換することができるよ。

 

特長②ナットが緩む心配無用!

ナットには、ゆるみ止め機能があるU-ナットを採用しているよ。

だから、振動がある現場で使用する場合も、ボルト・ナットが緩む心配をしなくても大丈夫なんだ。

ナットの取り付けも専用工具は必要なくて、一般的な工具で取り付けれるよ。

 

 

フレキシブルリンク

フレキシブルリンクは、一言で紹介すると「取り外し・取り付けが可能なリンク」だよ。

使用荷重は1.25tと2tの2種類で、いろんな特長があるんだけれど今回は2つご紹介。

 

特長①連結が手軽!

これは、シャックリンクと似ているね!

ただ、フレキシブルリンクはスリングとの連結が「工具無し」で手軽にできちゃうよ。

通常のリングやリンクでは今までできなかった、多点吊りスリングの組み替えやメンテナンスもできるんだ。

さらに、リンクとスリングの連結にシャックルも必要ないから、その分のコストも節約可能だよ。

 

特長②セーフティラッチ採用

外れ止め金具は、Vフックと同じセーフティラッチを採用したことで、セーフティラッチ先端部と本体がフラットになっているよ!

だからワイヤロープが引っかかる所がなく、ワイヤロープの立ち上りによる外れを防止できるよ。

 

 

今回は、シャックルの斜め吊りがダメな理由と、それを防ぐ2つのおすすめ製品を紹介したよ。

使用荷重やサイズ感を関係なく言うなら、

掛け外しが多い作業ではフレキシブルリンク、そんなに頻繁に掛け外しする必要がない場合はシャックリンクがおすすめかな!

製品についてもっと知りたいと思ってくれた君は、下のリンクから製品ページをチェックしてくれよな。

★シャックリンク製品ページ

★フレキシブルリンク製品ページ

 

毎日暑いから、こまめに水分補給をして、熱中症に気をつけてくれよな!

今日も一日ご安全に!