危険!その玉掛け作業!!~指が挟まれちゃう~
君たち、突然だけれど7月13日が何の日か知っているかい?
実は、アメリカ・ロサンゼルスにある、あの有名な「HOLLYWOOD」の看板が設置された日なんだって!
そして今年はなんと、看板が設置されてから100周年だそうだよ!100年も立っている看板ってすごいね。
僕もロサンゼルスに行ったら、あの看板をバックに写真を撮りたいな~。
だから、これからもずっと立っていてもらわないとね!
さて、ここから本題に入るよ!
今回は、「玉掛け作業中に、指が挟まれてしまうような危険な行動」を2つ紹介するよ。
玉掛けの事故事例を見ていても、手や指を挟まれてしまった
という事例を目にすることが多い気がするんだ。
だから君たち!このブログを読んでドキっとしちゃったら、次から気を付けて作業してくれよ!
じゃあ、さっそく危険①
地切り前の一旦停止時、ワイヤロープの緊張具合を確認するために、
ワイヤロープを握って確認する。
心あたりがある君はいないかい?
まず「地切り」は、荷を吊り上げる時、吊り荷を地面から離すことだよね。
今回の「地切り前の一旦停止」というのは、吊り荷が地面から離れる直前のワイヤロープを張った状態で、
一度巻き上げを停止し、玉掛けの状態が正常であることを確認する作業だよ。
この時に、ワイヤロープを手で握ってしまうと危険なんだ!
どうして危険かというと、もしワイヤロープの確認中に誤って巻き上げされてしまったら
ワイヤロープと荷の間に手が挟まれてしまう事があるからだよ。
もちろんクレーンの巻き上げは、吊り荷の近くに誰もいない事を確認してから
行うのが正解なんだけれど、想定外の事が起きてしまうかもしれないよね。
そんな想定外の事が起こっても、ケガしないように
ワイヤロープは手で握らず、手のひらで押さえるようにしてくれよな!
そうしたら何か起きても、すぐにワイヤロープから手を離すことができるからね。
危険作業②
クレーンで巻き上げ始めた時、ワイヤロープがずれていることに気づき、とっさに手で直そうとした。
想像しただけで、怖いね。
巻き上げ中や荷が地面から離れている状態の時など、
クレーン等の作業中は、吊り荷や玉掛け用具に直接触ってはいけないよ。
これは「玉掛け作業の安全に係るガイドライン」で決められているから、知っている君も多いかな。
直接、吊り荷や玉掛け用具に触れていたら、指を挟むだけじゃなく
吊り荷との衝突、荷と壁に挟まれる、荷に引きずられる、転倒するなどの危険性があるんだ。
だから今回のように、巻き上げ中にワイヤロープがずれていることに気づいたら、
すぐに合図者やクレーン操縦者へ合図して、巻き上げを中止するようにしてくれよな。
ゆっくり巻き下げて着地後、安全を確認してから、ワイヤロープなどの玉掛け用具を修正するよ。
もちろんワイヤロープがずれていること以外にも、玉掛けで不安なことが起きても同じだよ!
合図者は玉掛け者の作業行動が見える位置に配置してくれよな。
まとめ
・地切り前のワイヤロープの緊張具合の確認は、手のひらで押さえるようにする。
・クレーン等の作業中は、玉掛け用具や荷に直接触らない。
玉掛けで不安なことが起きたら、合図者やクレーン操縦者に合図し、巻き上げを中止する。
君たち、今日も一日ご安全に!