You!吊っちゃいなよ!!

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2012.05.14うまく運ぶ4つのコツsimple_new.gif

吊り具(各種スリング)の、掛け本数と吊り角度のことについて3回に渡って書いたんだけど、
吊り具を選ぶためには確認しないといけない事がいろいろとある。

吊り具を選ぶには、吊り荷の形状、材質、使用場所、使用方法、相手との取り合いなどを
考えた上で使用荷重を計算し吊り具を選定しないといけない。

もう少し詳しく説明するよ。
吊り具を選ぶには次のような項目について考える必要があるんだ。

吊り具選定フロー.PNG
順番に説明するよ。

1. 吊り荷の確認
まずは吊り荷の確認だ。当たり前の事だけど、これが一番重要な事なんだ。吊り荷の情報が
分からなかったり曖昧だったりすると適切な吊り具を選ぶことが出来ない。

「大体こんなもんだろう!」って勝手に判断して間違った情報を元に吊り具を選ぶと、
事故の原因になったりして危険なんだ。
吊り荷の確認は、図面があれば比較的簡単に出きっちゃう。図面には質量(重さ)や形状などの
必要な情報が入っているからね。


2. 吊り方の決定
つぎに確認した情報を元に、吊り荷にあった吊り方を考えるんだ。吊り荷の形状や使用場所・
使用条件などにより掛け本数、吊り角度、掛け方を決める。
吊り角度が大きくなりすぎる吊り方や掛け本数が多くなるときは、注意が必要なんだ。
このことについては前回のブログを参考にして欲しい。

掛け本数
吊り角度

3. 使用荷重の計算
さらに吊り荷の質量や形状を元にして、吊り方、使用条件で考えて吊り具の使用荷重を
計算するんだ。

使用荷重の計算方法もブログに書いているから参考にして欲しい。

使用荷重の計算

4. 吊り具の決定
その結果、条件に合う吊り具を選ぶことになる。

これで吊り具を選ぶことが出来る。

「こんなややこしい事出来ないよ!」 って思っちゃうよね。

でも、大丈夫!
1.吊り荷の確認2.吊り方の情報が分かれば、ここからは大洋製器工業の出番ってワケだ。
「使用荷重の計算から吊り具の選定はおまかせあれ!」ってことなんだ。


吊り金具(シャックル・フック・リング)とワイヤロープ、チェーンスリング、繊維スリングを
組み合わせ、技術部の検証を加え、安心・安全を提供できる"日本でNo.1の会社"
が大洋製器工業なんだ。
ヘビーラウンド 吊り上げ作業.JPG

活用事例・特殊利用のご紹介

もちろん分からないことは大洋製器工業に気軽に相談してくれてOKだ!
現地での打ち合わせなんかも対応するよ。

YOUたちの意見を聞きたいから、このブログにコメント欄を追加したんだ。 
「吊り荷の確認」「吊り方の情報」を確認する項目表を作るかどうか考えているんだけど、
欲しい人がいたらコメントしてくれよな!

2012.05.07吊り具のただならぬ関係知ってるかい!?

吊り具(各種スリング)の吊り方について2回に渡って、掛け本数と吊り角度の事を書いたけど、
YOUたち覚えているかい。
掛け本数について
吊り角度について

今回は、掛け本数と吊り角度の関係について書こうと思う。

複数のスリングを使ってモノを吊るときの一本当たりのスリングに必要な使用荷重は、掛け本数と張力増加係数を使って計算することが出来る。 
張力係数.JPG

スリング1本当たりの使用荷重は、(吊り荷の質量/掛け本数)×張力増加係数の計算式になるんだ。

ここで簡単な計算だ。
2点吊で、8tのモノを吊り上げるときについて考えてみるよ。

吊り荷の質量 =8t
掛け本数   =2本
吊り角度   =60°(張力増加係数1.16)

だったときは、(8t/2本)×1.16になり答えは4.64tとなる。
この4.64tがこの条件での、スリング1本当たりの必要な使用荷重となり、その使用荷重以上のスリングが必要になるってワケだ。

YOUたち、ここまでは大丈夫かい?
分からなくっても大丈夫!簡単に解決する方法があるからね。
それは、最後の方で書くことにするよ。

使用荷重の計算で、注意してもらいたいことがある。
玉掛け作業で4本のスリングを使って4点吊りで物を吊り上げるときは、吊り荷の荷重の均等が難しいので4点吊り作業でも3点吊りで計算しないといけないことだ。

掛け本数が増えれば増えるほど、スリングに均等に荷重がかからなくなることは以前に書いたことだが、4本のスリングを使い4点吊りするときなどは4本均等に荷重がかかるなんてことなんてまずないことから安全を見て吊り本数を3本として考える必要がある。

これは、労働省が平成12年の「玉掛け作業の安全に係るかガイドラインの解説」で通達していることなんだ。

どう言うことだって!?
もう一度スリングの計算式に戻って欲しい。

(吊り荷の質量/掛け本数)×張力増加係数
吊り荷の質量 =8t
掛け本数   =4本
吊り角度   =60°(張力増加係数1.16)
のときは、(8t/4本)×1.16=2.32tじゃなく(8t/3本)×1.16=3.09tで計算する必要があるってことなんだ。
YOUたち、これは重要な事なんで覚えておいてくれよ。

掛け本数が5本以上になるときは特殊な吊り方になる事が多いので、そんなときは相談して欲しい。他にも、いろいろな条件により考えなければいけないことはあるけど基本的はこんな感じだ。

これで、吊り具(各種スリング)を安全・安心に使うためには、掛け本数と吊り角度がただならぬ関係にあるって事をわかってくれたかい。


「いちいちこんな面倒な計算は出来ないよ!」って。

そんなYOUたちでも、大丈夫だよ。

簡単にスリングを選定する方法があるんだ。
それは使用荷重表を使うことなんだ。
インカスリング.JPG

繊維スリング(インカ スリング)使用荷重表(電子カタログ)
ワイヤロープスリング使用荷重表(電子カタログ)
チェーンスリング 使用荷重表(電子カタログ)

これは、吊り角度を一定間隔に区切り、それぞれの範囲内では一定の値にすることにより使用上の便宜が図られているんだ。
これを使えば簡単にスリングの選定が出来ちゃう。
僕も、普段はこの使用荷重表を使っているよ。だって計算するのは面倒だからね。

それよりもっと簡単な方法があるんだ。
それは大洋製器工業に相談する事だ。
大洋製器工業は、使用荷重を計算して吊り具を選定するのは得意だからね!

吊り具の使用荷重計算から選定までトータルに支援


次回は、吊り具を選定するための、確認項目について書こう思うから見に来てくれよ。

YOUたち、掛け本数と吊り角度のただならぬ関係忘れるなよ。

2012.04.23開き過ぎにはご用心

今回は吊り角度について書こうと思う。

使用荷重の計算には掛け本数と吊り角度が必要になり、掛け本数については前回のブログで書いたんで、今回は吊り角度についてだ。

掛け本数について

掛け本数が複数のスリングを使ってモノを吊るときは、吊り角度に気を付けないといけないんだ。
それは、吊り角度が大きくなるとスリングを内側に引き寄せようとする力が働くのでスリング1本当たりにかかる荷重(張力)が増加することなんだ。
吊り角度が、0°から180°に近づくにつれて1本あたりにかかる荷重(張力)が大きくなる。
この増加分を割り増し計算するための係数が張力係数って言うんだ。
張力係数.JPG

1本あたりの荷重(張力)が増加するとどうなるか、ワイヤロープスリングで説明しよう。吊り荷の質量が同じでも吊り角度が大きくなればなるほどワイヤロープに作用する荷重(張力)が大きくなり、使用荷重の大きいより太いワイヤロープが必要になっちゃうワケだ。

玉掛け用ワイヤロープスリングでは、吊り角度が大きくなると張力が大きくかかり不安定な状態になるので、60°以内での使用を推奨している。

ラーメンマン角度.JPG
この人は、180°開いても大丈夫そうだけどね。

基本的な考え方は、他のスリング(吊りチェーン、繊維スリングなど)を使っても同じだ。
どうしても吊り角度が大きくなるときは、天秤をお勧めするよ。

使うのは吊り天秤(吊りビーム)なんだ。
天秤.JPG

吊り天秤を使えばバランス良く吊ることが可能になるよ。
吊り天秤についての詳しいことはいずれ書こうと思うが、ホームページでも紹介しているから見てくれよ。
吊り天秤について

間違ってもこんな天秤は使わないでくれよ。
ミスターSのご子息.JPG

この天秤じゃ吊れないからね!


次回は、掛け数と吊り角度のただならぬ関係について詳しく書こうと思うんだけど、来週はゴールデンウィークだからブログ更新は5月7日(月)にしようと思う。

YOUたち、休み明けだからって見逃すなよ!


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2012.04.16みんな仕事をしていると思ったら大間違いだよ

吊り具の吊り方についてだ。
吊り具はモノを吊り上げるために使われる用具の総称で、いろいろな部材が組み
合わさって使われることはすでに書いたよね。

下の画像の吊り具、ワイヤロープや吊りチェーン・繊維スリングなどを総称して
スリングって言うんだ。
ここでは、スリングを使った吊り方について書こうと思う。

ワイヤ吊り具.JPG繊維金具付.JPGチェーン吊り具.JPG

吊り具の使用荷重

吊り具の使用荷重はトータルで考える事が必要な事はもうすでに書いてきたが、
実際使う場合は複数のスリングを一緒に使うことがよくある。

そんなときには、注意する事があるんだ。
それは、掛け数と吊り角度による使用荷重の計算が必要になると言うことだ。

掛け数とは、ワイヤロープなどのスリングの本数の事で、掛けている本数により
1本なら1点吊り、2本なら2点吊り・・・・100本なら100点吊りになる。
100本掛けることは無いけどね。

掛け本数が増えれば、その分使用荷重は増えるんだけどそう単純には行かない。
掛け本数が増えれば増えるほど、スリングに均等に荷重がかからなくなる。
それは、スリングすべての長さが全てまったく同じなんてことは稀だし、作業現場や
吊り荷の状況などで均等に荷重がかかるなんてことはまずないから
なんだ。
偏荷重.JPG

こんなときは、圧倒的に短い方のスリングに荷重がかかっちゃう。

また、吊り本数が3本以上になってくると荷重の均等が難しく、仕事をせずに
遊んでいるスリングが出てくるんだ。
多点吊り.JPG

まるでカオスだ!
これじゃ、ほとんどのロープは遊んでいるか、力を発揮していないよね。
こんなバカな吊り方をする人はいないと思うけど。

つぎに、吊り角度についてなんだけど、フックなどに掛けられたスリングの
間の開き角度の事を言うんだ。
大切な事なんで吊り角度のことは来週詳しく書くことするよ。
掛け本数の話も出てくるんで、しっかり良く読んどいてくれよ。

YOUたち、見に来てくれよ!

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2012.04.09安全率って知ってるよね

今回は、吊り具の使用荷重についてだ。

吊り具は、単体ではなくいろいろな部材が組み合わさって使われることが多いことは前回のブログで
書いた。

前回ブログ

部材である吊り具(シャックル・フック・リングなど)には、それぞれ使用荷重があるんだ。
シャックルの刻印について書いたときに、ちょこっと使用荷重(WLL・SWL)について書いたが、非常に
重要な事なのでもう少し詳しく書きたいと思う。

刻印について(WLL・SWL)

YOUたち、吊り具の使用荷重の決め方知ってるかい?
使用荷重は、破断荷重÷安全率(安全係数)で計算されるんだ。

まずは、破断荷重についてなんだけど、
破断荷重とは、「これだけ荷重を掛けたら壊れちゃう」 って言う荷重のことだ。
Vフック引張試験風景.JPG

つぎに、安全率についてだ。
安全率とは、使用時に起こる不確定要素を考えてあらかじめ倍率を決めておくことなんだ。
「何のことか分からない!」って?
簡単に言えば「何かあれば大変だから、安全にいこうよ」って言う倍率のことだ。
詳しく説明すると、シャックルなどの吊り具には、吊り荷の荷重が動的にかかる。
動的って言うのは、衝撃荷重や繰り返し荷重のことなんだ。

吊り具には、状況により吊り荷よりはるかに大きな力がかかっちゃうことがあり、それに繰り返し
使われることによる材料の疲労もおこるんだ。
そんなこんなの事情をあらかじめ考えて、安全に使うために倍率を掛けているんだ。

安全率の値は、「クレーン等安全規則」で、吊り具の種類、形状、材質、使用方法などを総合的に考え
定められていている。
安全率.JPG

ここで簡単な計算の問題だ。
使用荷重の計算式に戻って欲しい。
例えば、破断荷重が10tのシャックルだったら、シャックルの安全率5倍で割る。
そう、分かるよね。
答えは2tと言うことになる。この2tが使用荷重ってワケだ。

使用荷重は「何があるか分からないから、この荷重以上で使っちゃダメだよ!」って荷重なんだ。

もちろん、大洋製器工業の既製の吊り具(シャックル・フック・リングなど)は、安全率5倍以上の条件をみたした使用荷重の設定になっている。

これが吊り具単体の使用荷重ってことになるワケだが、ここで思い出して欲しい。

何度も言うが、吊り具はいろいろな部材が組み合わさっている事が多い。
そんな時は使われている部材の中で一番耐力が劣る部材が基本となり、その使用荷重を超えての
使用は出来ない。

例えば、シャックルが使用荷重を十分満たしていたとしても、他の部材(ワイヤやフック・リングなど)の
耐力が劣るときはその使用荷重では使えなくなっちゃう。

他にも、「強い衝撃や振動が作用する」「高温、低温や腐食雰囲気での使用」など過酷な使用や、吊り方によっても考えないといけないことはあるが、それはまたの機会に書くことにするよ。

もちろん何か困った事があれば、大洋製器工業の営業員に聞いてくれてもOKだ。
でも間違っても「女性を落とす方法」なんて聞かないでくれよ。
落とす方は苦手だからね。

YOUたち、使用荷重には注意してくれよ。

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2012.04.02バランスが悪いともてないよね

今まで、シャックルの選び方、使い方などについて書いてきたけど、ふとあることに気がついたんだ。
以前のブログに「シャックル単体で使われることは少ないけど、玉掛け作業や連結作業にはなくてはならない存在だ」と書いたことがある。

シャックルについて

これはシャックルは連結金具で、吊り具の一部としてワイヤやフックなどに繋げて
使うことが多いってことなんだ。

吊り具はモノを吊り上げるために使われる用具の総称で、いろいろな部材が組み合わさって使われることがよくある。
(※玉掛け作業に使う場合は玉掛け用具と呼ばれたりする。)

京阪電車.JPG

これは、電車の事故復旧訓練の画像なんだ!
シャックル・ワイヤ・吊り天秤が組み合わさっているのが分かるよね。

それが、どう言うことかYOUたち分かるかい?
吊り具の一部としてシャックルを使うときは、シャックルだけではなく吊り具をトータルで考える必要が
あるって事なんだ。
だから、シャックルのことばかり詳しくなっても、吊り具について知らなかったらあまり意味が無い。
僕とした事が、シャックルの説明ばかりして吊り具の説明をしてないことに気が付いた。

まさに「木を見て、森を見ず」状態だったね。

そんなワケで、これからしばらくは吊り具について書こうと思っているんだ。

吊り具は単体ではなくいろいろな部材が組み合わさって使われることが多いんだ。
吊り荷の質量、形状、材質、使用場所、使用方法などを考慮したうえ、使われる部材
(リング、フック、シャックル、ワイヤなど)をトータルで考えて選ぶ必要があるんだ。

PAP_0018.JPG

この画像のように、吊り具の一部としてシャックルを使っていることはよくある。
そんなときは、シャックルだけではなく、吊り具トータルで考える必要があるんだ。

例えば、いくらアルマーニのスーツに身を包み、ロレックスの時計をしていても足元が草履じゃ
バランスが悪くてもてないよね。

吊り具も、シャックルは吊り荷を吊り上げる為の十分な耐力があったとしても、ワイヤやフックなどの
他の部材に耐力が足りないものがあれば、そこから壊れる危険性があるんだ。
一ヶ所が悪くって結果が良くない、と言うのは一緒だよね。

シャックルの使用荷重について

ってことで、吊り具はトータルのバランスが重要なんだ。

YOUたち、吊り具はトータルのバランスで選んでくれよ。

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2012.03.26衝撃画像!?シャックルにこんな事しちゃってないかい

前回のブログでシャックルの使い方について書いた。
そこの画像に横荷重がかかっている以外の問題について書いたがYOUたち、覚えているかい。
CIMG2742_01.JPG
シャックルの使い方

YOUたち、もちろん分かったよね。
正解は、「割りピンがついていない!」ことだ。
割りピンがついていないとナットがゆるんで外れ、ボルトが抜け落ち吊り荷が不安定な状態になる。
これは以前のブログに書いてあるから、YOUたちには簡単だったね。

割りピンについて

さて、前回のブログの話はこれぐらいにして、今回はシャックルのやってはいけない事について書こうと思う。
シャックルに別の物を溶接して、勝手に改造して使っていることがあるんだ。


シャックル取っ手付.jpgシャックル ボルト付.jpg

シャックルに取っ手やボルトがついている画像だ。
取っ手に何か引っ掛けたり、ボルトを捻じ込んで吊ったりしているようだ。
シャックル&シャックル.jpg
これなんて、衝撃だよね!何がやりたかったのか、意味不明だ。

こんな状態のシャックルは、明らかに問題がある。
それは、シャックルに溶接をして改造している事だ!
シャックルに別の物を溶接すると、熱の影響により材質変化が起こるんだ。
熱処理を施した合金鋼に溶接などの熱が加わると材質の変化が起こる。
合金鋼のシャックルに材質変化が起こると、もろくなり、割れや亀裂などが発生し強度低下を招きシャックルが破損しやすくなる。

更に、溶接をして改造されたシャックルは、本来のシャックルの使い方と違う使い方をしていることがよくあるんだ。
本来の使い方で無いと言う事は、何のテスト、検査・検証も受けていない何の保障も無い状態でシャックルを使っていると言うことになっちゃう。
YOUたちにも、危険だってことは分かるようね。

こんな状態のシャックルは、もはや吊り金具、連結金具として荷重のかかる作業に使ってはいけない。
シャックルなどの吊り金具は、便利だからって理由などで、勝手に改造する事は非常に危険な行為で、改造した事が原因で起こった事故に対してメーカーとしても責任が取れない。

例えば、車を改造して壊れたとしても、メーカーは保障してくれないのと同じことだ。

改造車.JPG

こんな車だと、メーカーが保障してくれない。そもそも、この車は法律にも違反しているけどね。

YOUたち、シャックルを勝手に改造しちゃダメだよ!
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2012.03.19縦じゃないとやらかしちゃうよ

今回もシャックルの正しい使い方についての書こうと思う。
前回シャックルの取り付け方向について書いたが、覚えてくれたかい?
とっても重要な事なので、YOUたちは忘れないで欲しい。

シャックル取り付け方向について

今回は、反転作業や荷起し作業時の正しい使い方について紹介しよう。
この作業は、建築・土木の現場、各種工場などで日常的に行われているが、
危険な使い方を良く見かける。

CIMG2742_01.JPG

上の画像を見て欲しい。
これは、鉄骨柱の荷起しに長シャックルが使われている画像だ。
しかし、シャックルの使い方に問題があるんだ。
YOUたち、わかるかな?

このシャックルには横荷重がかかっているんだ。
シャックルは、本来は縦方向に荷重をかけるように設計しているので、
横や斜め荷重には強くないんだ。

また、横荷重がかかっているため吊りピースがシャックル本体に当たって、
吊り荷やシャックルに傷が生じ、破損の原因になる。
特に、長シャックルは普通のシャックルより長いので、てこの力が働いて
変形しやすくなり危険だ。
training_b02.png

横荷重のかかる使い方は、吊り荷の落下を招く可能性のある危険な使い方で
正しい使い方ではない。

ってワケで、シャックルは、縦方向に荷重がかかるように使って欲しい。

ん?このオレンジ色の・・・犬?・・・が気になるって!
気になるYOUたちに教えよう。

大洋製器工業の公式キャラクターでシャックル犬のオーティーだ。
現場の安全と笑顔を守るため、頑張っているんだ。

syackleken_heru_gattsu.JPG
もえろ!タマカケ魂(もえタマ)サイト
シャックル犬のオーティーは、このサイトで活躍中だ。
このサイトではシャックルの使い方も紹介しているよ。

さて、話はもどるが最初の画像を見て欲しい。
この画像には、横荷重がかかっていること以外にまだ問題がある。
このブログを見ているYOUたちは、すぐ分かるよね。
正解は、次回のブログに書くことにするよ。

シャックルなど吊り金具は、使い方を誤ると、重大な事故に繋がるので十分注意してくれよ。

YOUたち!シャックルは縦方向に荷重を、シャックル犬には愛情かけちゃってよ!

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2012.03.12シャックルをこんな取り付け方したら、ぬけさくになっちゃうよ。

シャックルの取り扱い方について書こうと思う。
シャックルには安全に作業を行うための正しい取り扱い方がある。
それは、実際使う前に確認しなければいけないことと、正しい使い方をすることなんだ。

まずは、シャックルを使う前に確認する事だ。
確認する事は、「吊り荷にあったシャックルを選ぶ」ことと「 安全な状態のシャックルである」ことなんだ。
シャックルの選び方は、使用荷重や使用用途などによって決まってくる。
このブログで何度か書いているからもう分かるよね。

忘れた、YOUたちはブログを確認してくれよ。

選び方(バウタイプとストレートタイプ)
選び方(捻込みタイプとボルト・ナット止めタイプ)     
使用荷重について

シャックルを安全な状態にしておくには、定期点検と作業前点検をする必要がある。点検についてはまたの機会に詳しく書くことにするから、また見に来てくれよ。

この二つが使う前に確認する事だ。

つぎにシャックルの使い方についてだ。
シャックルには、正しい使い方がある。
正しい使い方をしないと、事故の原因になるので、YOUたちには正しい使い方をして欲しい。

何が正しくて何がダメか分からないYOUたちに、シャックルの使い方について紹介しちゃうよ。

捻じ込みシャックル取り付け.JPG

この画像のシャックルの使い方は間違っているんだ。
YOUたち分かるかな?

この画像は、ワイヤロープの動く側が捻込みタイプのシャックルのボルト側になっているよね。
これは、良く見かける間違った使い方の代表的なものだ。
この状態で作業を行うと、ボルト側のロープが移動しボルトが回る。それによって、ボルトが増し締めされて締め付けられ、取り外しが困難になったり、反対にボルトが緩んでしまい最悪、外れてしまうことがあるんだ。
締め付けられボルトの取り外しが困難になるのは、作業効率上の問題があるけど、それよりもボルトが緩んで外れてしまうことの方が大きな問題だ。吊り上げ作業をしている最中、ボルトが外れてしまうとワイヤが抜けてしまう。

そうなるとYOUたちも分かるよね。
吊り荷は落下し非常に危険な状態になっちゃう。

だから、捻込みタイプでモノを吊る場合は必ずボルトをワイヤロープが動かない側にしてくれよ。

シャックル取り付け方方向.JPG
「どうさく(動索)」は、移動する可能性のあるロープの事で、「せいさく(静索)」は固定され動かないロープのことだ。
ついでに、「ぬけさく(抜け作)」は、間抜けな人をあざけっていう語のことなんだ。
抜け作.JPG
関係なかったね・・・。
YOUたち、シャックルの向きには注意してくれよ。

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2012.03.05WLL・SWLって刻印、何のことか知ってるかい?

先週書いた刻印の続きを書こうと思う。
ちゃんとしたメーカーの製造したシャックルには、製造業者名(その略号)と使用荷重の刻印が入っていて、これらの刻印がないものは、荷重のかかる作業につかっちゃいけないと書いたが、YOUたち覚えているかい?
なに、もう忘れたって・・・。
忘れたYOUたちは、ここを確認して欲しい。


先週は製造業者について書いたので、今回は使用荷重の刻印についてだ。
SC 10t(アップ).JPG
RB 10t.(アップ)JPG.jpg
ちょっと見にくいが、画像を見て欲しい。
シャックルの本体には、使用荷重に関する刻印がある。
WLL 10T、RB 10Tが使用荷重を表している。
※詳しくは基本使用荷重を表す刻印なんだ。気になるYOUたちは、ここの下の方を確認して欲しい。

他の代表的な大洋製器工業のシャックルはこんな感じだ。○○の部分には数字が入る。
刻印.JPG

例えば、上の画像で見てみると、○○の部分が10になっている。これは10TON(トン)の重さまで使用可能と言うことだ。裏を返せば、この使用荷重以上では使用できない。
使用荷重以上でのシャックルの使用は、シャックルの破損の原因になり、吊り荷の落下などの事故を起しかねなので絶対にやめて欲しい。
それから、使用荷重以内で使っていても、シャックルが破損する原因は他にもあるので注意が必要だ。詳しいことはまたの機会にするが、安全な使い方についてはここを見てくれよ。


話は、刻印にもどるが、使用荷重の刻印についてよくある質問がある。
それは、WLLとSWLの刻印についてだ。


TB WLL(アップ).JPG TB SWL(アップ).JPG    
この画像は、両方ともスーパーアロイシャックル TB 10tなんだ。
なぜ、刻印が二通りあるかって?
それを今から、YOUたちに説明するよ。

WLLとSWLは、どちらも使用荷重のことを表している。


WLLとSWLを正式に書くと「Working Load Limit」「Safe Working Load」になる。

もともと大洋製器工業では、SWLの刻印を入れていたんだ。

でも、アメリカが使用荷重の表記をSWLからWLLに変えちゃったワケよ。変えた理由については長くなるので別の機会にしようと思う。
アメリカに追随する形で、ヨーロッパやISO規格がWLLになっちゃった。

そんなこんなで、大洋製器工業もWLL刻印に徐々に変わって行く事になるんだが、ある大きな転機があった。

それは、JIS規格の改訂なんだ。
1996年JIS規格の改訂が行われたときISO規格と合わす形でJIS規格もSWLからWLLに変更になったんだ。

と言うことで、今では大洋製器工業で作っているシャックルのほとんどがWLLの表示になったってワケよ。
だから、大洋製器工業ではWLLとSWLは同じ意味「使用荷重」を表しているよ。

キン肉マンの肉マークも、キン肉スグルとミートでは違う。
キン肉マン、ミート.JPG

キン肉スグルは漢字の「肉」だし、ミートはひらがなの「にく」だよね。マークは違うけど、どちらもキン肉族と言うことでは同じだ。

それと同じように、WLL・SWLも刻印は違うけど同じ意味を表している。どちらも使用荷重以内で使うには、問題がないよ。

YOUたち、使用荷重をまもってシャックル使ってくれよ。

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