吊り角度がつく多点吊り時は計算しちゃいなよ!

YOUたち、突然だけど7月25日は何の日か知っているかい?

実は「かき氷の日」なんだ!

かき氷が別名で「夏氷」とも呼ばれることから、「な(7)つ(2)ご(5)おり」って語呂合わせと

1933年のこの日に、山形県山形市で当時の最高気温40.8度を記録したことから

かき氷を食べるのにふさわしい日ってことで決まったらしいよ!

ちなみに僕は、かき氷に練乳をかけて食べるのが好きなんだ。

学生の時夏休みは、毎日ゴリゴゴリかき氷を作って、練乳をたっぷりかけて食べていたよ。

 

さて、ここから本題に入るよ!

前回はモード係数について、説明したね。

忘れちゃったYOUや見ていないYOUはここから見てくれよな。

今日は、モード係数とよく似ている「張力増加係数」の紹介と、

それらを用いて計算する際の注意点についてより深く説明していくよ。

 

「張力増加係数」とは、吊り角度により玉掛索に掛かる張力を計算するための割り増し係数の事だよ。

この張力増加係数を用いると、玉掛索1本あたりにかかる荷重が簡単に計算できるんだ。

計算式は「玉掛索1本にかかる荷重 = 吊り荷の荷重 × 張力増加係数 ÷ 玉掛索の本数」だよ。

係数表

2つの違いなんだけれど

「モード係数」は、ある掛数とつり角度の時に吊ることができる最大の質量と基本安全荷重の比、

「張力増加係数」は、吊り角度と張力の比のことだよ。

 

「モード係数」は、吊り本数×cos(吊り角度÷2)

「張力増加係数」は、1÷cos(吊り角度÷2)で求めることができるよ。

違いと言ったら、係数の中に吊り本数を考慮してるかしていないかってことがわかるね。

 

「モード係数」と「張力増加係数」、両方とも安全に玉掛け作業をする上でとても大事だから、

ぜひ覚えてくれよな!

 

さて、ここまで吊り角度の影響で玉掛索にかかる荷重がかわるって説明をしてきたけれど、

「玉掛索の端末に来るシャックルやフックなんかはどうなるの?関係あるの?」

って思ったYOUもいるんじゃないかい?

実は、荷に連結するシャックルやフックも、吊り角度によってかかる荷重が変わってくるんだ!

だから、玉掛索と同じように吊り角度を考慮して選定する必要があるよ。

もしシャックルやフックを、吊り角度を考慮せずに選定してしまうと、

変形や破断する危険があるから気を付けてくれよな。

 

使用荷重の計算について「吊り角度っていったいどことどこの間を測るの?」ってよく聞かれるんだ。

分かりやすいように下の図を用意したよ。

2点吊りの場合は、玉掛索と玉掛索との角度

3点吊りの場合は、玉掛索と垂直線との角度×2

4点吊りの場合は、対角線上にある玉掛索と玉掛索との角度を測ってくれよな。

本吊り_角度

ただ気を付けてほしいのは、吊り角度が大きくなりすぎると、張力が大きくかかり

不安定な状態になるんだ。だから、実作業では60°以内での使用を推奨しているよ。

どうしても吊り角度が大きくなる時は、天秤をお勧めするよ。

 

さらに使用荷重の計算で、注意してもらいたいことがあるんだ。

玉掛け作業では、吊り本数が増えれば増えるほど、スリングに均等に荷重がかからなくなるんだ。

その理由は、スリング全ての長さが全てまったく同じっていうことは稀だし、

作業現場や吊り荷の状況などで均等に荷重がかかることはまずないからなんだ。

だから4本4点吊りの場合は、

安全に作業するために3本3点吊りとして計算することを推奨しているよ。

これは、「玉掛け作業の安全に係るガイドラインの解説」でも記載されているから覚えといてくれよな。

 

今日は、張力増加係数の紹介とそれらを用いて計算する際の注意点について説明してきたよ。

ミスターT

梅雨が明けてすごく暑くなったから、水分補給をして熱中症に気を付けてくれよな。

YOUたち、今日も一日ご安全に!

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