大きく、やさしく包みこむように

君たち、突然だけど今日はなんの日か知っているかい?

実は今日、8月18日は「高校野球記念日」なんだ。

1915年のこの日、大阪の豊中球場で第1回全国中等学校優勝野球大会が開会されたのを記念して決められたんだって。

最初の大会は地区予選を勝ち抜いた10校が参加し、京都二中が優勝したらしいよ。

その後、第10回から甲子園球場が会場になって、1948年から全国高校野球選手権大会となったんだ。

 

つまり100年以上の歴史ある大会ということなんだけど、今年は君たちも知ってるとおり、残念ながら新型コロナウイルスの影響で中止になっちゃったよね。

春夏合わせると史上初の中止なんだって。

僕も毎年テレビで応援してたんだけど、楽しみにしてる人も多い分、ほんとに残念だったよね。

 

ただ、春の選抜で出場予定だった32校による交流試合が開催されたのは救いだったかな。

練習時間も少なかった中、選手たちの一生懸命なプレーは見ている人たちに元気を与えてくれたよね。

欲を言えば、秋になってから全国大会も開催されたらいいと思うのは僕だけじゃないと思うけど、こればっかりはなんとも言えないよね。

ともあれ選手のみんな、お疲れ様でした!

 

ちなみに野球と言えば、ピッチャーが球を投げてキャッチャーがグローブでキャッチするよね。

球をキャッチするグローブは、守備位置によって形にいろいろ違いがあるけども、球の衝撃を和らげるという点では同じだよね。

たとえば、グローブが鉄でできていたらどうなるだろう?

キャッチする側も衝撃が和らがないから痛いし、球だってすぐにボロボロになっちゃうよね。

実は、玉掛け作業でも同じことが言える場合があるんだ。

 

さて、ここから本題に入るよ。

玉掛けする荷によって、いろんな玉掛け用具を使い分ける必要があるのは君たちも知っていることだよね。

じゃあ、荷が不安定で崩れやすく、その上傷つけたら困るような物だった場合、どうやって吊り上げたらいいだろう?

 

不安定なもの、たとえば瓦礫やコンクリート片だったりする場合は、まとめて吊り上げられるワイヤモッコを使ったりすることがあるよね。

ワイヤモッコだとそういった物でも漏れ落ちるような危険性が減らせると思うけど、傷つける可能性は高いよね。

どちらも解決するためのひとつの手段として、ベルトスリングタイプのモッコを紹介するよ。

次の写真を見てほしい。

 

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これはジンベエザメを吊り上げる作業の時に使用されたベルトスリングモッコなんだ。

とうぜん、傷つけるわけにはいかないし、落とすわけにもいかないんだけど、ベルトスリングモッコを使用することでそのふたつをクリアしているよ。

ジンベエザメを吊る場面ってのはなかなかないだろうけど、不安定で傷つけたくないってのはあるだろうから、そういった時には参考にしてくれよな!

あと、荷に合わせて形状なんかもある程度は自由に設定できるから、困った時は相談してくれよ!

 

ちなみに僕は小学生の頃、コーチのノックを取る時に球を落としたくない一心で、グローブじゃない方の手がグローブより先に球に触れて小指を骨折した思い出があるよ。

 

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どんな打球もスッポリ入る、もっと大きなグローブがあったらなあ、と思ったもんだったよ。

君たち、今日も一日ご安全に!