強風時の玉掛け作業は危険だよ!

君たち一月も今週で終わるよ。
僕は正月太りを解消しようと思って、昨日5キロほど走ってみたんだけど
あんまり体重がかわらなくてショックを受けたんだ。
もう少し早く走った方がよかったのかな?
もっと長い距離を設定したらよかったのかな?
それとも走った後のビールがよくなかったのかな。
今年こそ早めにダイエットに取り組んで、年末には君たちもびっくりするような体型になっているから楽しみにしていてくれよな。

さて、ここから本題に入るよ。
最近、寒い日が続いているよね。
強い風がビューッと吹いてこんな僕でも体が持っていかれそうになることもあるよ。
玉掛け作業をするときに強い風が吹いて危険な思いをしたことがある人もいるんじゃないかな?
実際に風が原因で事故になった事例もあるんだ。
下のイラストを見てくれよ。

クレーンの絵

板状の荷物を重ねて移動式クレーンで吊っていたとき、強い風が吹いて板が落下してしまったんだ。
下に人がいたらかすり傷じゃ済まないよ。
クレーンは大きくて頑丈そうに見えるけど、高さのあるものだから強い風が吹くと煽られて最悪倒れる可能性もあるんだ。
クレーン等安全規則でもこんな記載があるよ。

(強風時の作業中止)
第74条の3
事業者は、強風のため、移動式クレーンに係る作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を中止しなければならない。

(強風時における転倒の防止)
第74条の4
事業者は、前条の規定により作業を中止した場合であつて移動式クレーンが転倒するおそれのあるときは、当該移動式クレーンのジブの位置を固定させる等により移動式クレーンの転倒による労働者の危険を防止するための措置を講じなければならない。

これで風が強いときの玉掛け作業は、危険を伴うってことがわかってもらえたかな?
強い風が吹き始めたら危険な目に合う前に、作業を止めるっていう判断も大切だよ。
納期が遅れているからって作業を続行してしまって事故にあわないように気を付けてくれよな。

強い風が吹いて危険な目にあうことって、玉掛け作業以外でもたくさんあるよね。
風で傘が飛ばされたり、飛ばされたくないものが飛ばされたり・・・。
たまに風に逆らいながら歌っている人も見かけるけど、身の危険を感じたらそんなことはせずにちゃんと避難してくれよ。
怪我をしてからでは遅いからね。

安全に玉掛け作業ができるように、君たちは風に逆らったりしないでくれよ。
あと、寒いこの季節、風邪をひかないことも大切だよ。
風ニハサカラワズ、風邪ニハマケズ・・・。

君たち、今日も一日ご安全に!