ベルトラッシングがキレる理由を教えてあげるよ

君たち、玉掛け作業をする前に
吊り天秤の点検はしているかい。

今回の「今日は何の日」は、君たちも大好きな、
この暑いジメジメした時期に食べたくなる
ソフトクリームの日について紹介したいと思う。

1951(昭和26)年7月3日、明治神宮外苑で開かれた
進駐軍主催で行われたカーニバルの模擬店で、
来場客の日本人に初めてコーンスタイルのソフトクリームが
販売されたらしい。

この出来事にちなんで、
日本ソフトクリーム協議会が、
1990(平成2)年に、7月3日を
「ソフトクリームの日」と制定したんだ。

アイスクリームをコーンスタイルで食べる
という食べ方は、今では当たり前だけど、
当時の日本人にとっては、珍しくて、
かっこいい食べ方だったそうだよ。

君たちも、今日の仕事帰りに
アイスクリームが食べたくなったんじゃないかい?

さて、前回までのベルトラッシングの
使い方や特長についてはわかってくれたかな。

この間、ベルトラッシングを使用している現場で
講習会を開催したんだ。

その際に、君たちからの質問で
ちょっと気になったことがあるから、
今回はそのことについて書いていこうと思う。

質問内容というのは、
「この状態でベルトラッシングを使用して大丈夫だろうか?」
というお悩みだった。

ベルトラッシングは、繊維製だから
点検基準も目視が多いことは君たちも
わかっているよね。

まずは、「この状態」という
写真を見てくれ。

摩耗_20150629.png

質問をしてくれた君は、
ベルト部分の真っ直ぐなキズが
あっても大丈夫だろうか?
ということだった。

まずは、このキズがどうして出来てしまったのか
説明していくよ。

ベルトラッシングの特性として
摩耗に弱いってことは、ベルトスリングを
説明した際にも言ってきたことだ。

この場合、トラックで輸送中に
ベルトラッシングが振動などで前後に
何回も摩耗したことによってできた
キズなんだ。

放っておいたら、下の写真のように
切れ味のよい刃物で切ったみたいに
切れてしまうよ。

破断で切れちゃった場合の切り口は
どんな感じか教えちゃうよ。

破断_20150629.png

破断で切れた場合って
引きちぎった切り口になっていること
わかってくれたかな。

摩耗で切れないようにするには、
角の接地面に必ずコーナーパットを
当てて使用してくれよ。

角_20150629.png

日常点検時には、コーナーパットを移動させて
隠れているベルト部分とコーナーパットを
ちゃんと点検してくれ。

のこぎりって、前後に動かすことで
切れるよね。

絵_20150629.png

ベルトラッシングもしっかり固定しないと
角の接地面によって、摩耗してしまい、
切れちゃうことがあるってことは
わかってくれたかな。

角のある積荷を固縛する場合は
必ずコーナーパットを使用してくれ。

次回も楽しみに待っててくれよ。

 

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