
3・3・3運動に最適な介錯ロープ
みんな!来週はいよいよクリスマスだね!
いつもならここで、「みんなはクリスマスに何を食べるのかな?」と若干食い気味に聞いちゃうところなんだけど、
たまには違う内容を聞いてみようかな。
みんなはクリスマスを題材としたもので何が好きかな?
・・・うーん、範囲が広すぎかなあ。
じゃあ、みんなが好きなクリスマスの物語はなにかな?
うん、これだとパッと出てきそうだね。
絵本や小説、映画や漫画といった様々なメディアで、いろいろなクリスマスの物語がつくられているよね。
ちなみに僕が好きなのは、子供の頃に読んだサンタクロースの絵本や、ひとり家に残された子供が泥棒をやっつける映画、
強欲な老人がクリスマスに亡霊に出会い改心する小説、etc.・・・やっぱりどこかほっこりする物語が多い気がするね。
みんなもお気に入りのクリスマス物語があったら、教えてくれよな!
さて、ここから本題に入るよ。
今回は、玉掛け作業を安全に実行するために必要な場合がある、介錯ロープについて説明していくよ。
簡単に言うと、介錯ロープは「玉掛け作業中に荷物を引き寄せるためのロープ」だよ。
じゃあ、なんで荷物を引き寄せるためにロープが必要なのか、まずはガイドライン等を紹介するよ。
厚生労働省が策定した「玉掛け作業の安全に係るガイドライン」には、
「クレーン等の作業中は直接吊り荷および玉掛け用具に触れない」って決められているんだ。
国土交通省が出している「土木工事安全施工技術指針」にも、
『重量物及び長尺物を吊り上げる時は、介錯ロープを用いること』と記載されているよ。
次にどんな危険があるのかを説明していくよ。
万が一、直接吊り荷や玉掛け用具に触れていると、
衝突、荷と壁に挟まれる、荷に引きずられて落下、転倒するなどの危険性があるんだ。
労働災害の事故事例でも、残念ながら報告されている危険な行動になるよ。
それらの危険から身を守るために、介錯ロープを使用することで、吊り荷に直接触れることなく
吊り荷の動きを制御・誘導し、結果として事故を防ぐことができるんだ!
介錯ロープの他にも、手鉤(てかぎ)を使用する場合もあるよ。
最後に、介錯ロープの使い方を説明していくよ。
介錯ロープは、吊り荷の端部に取り付けて、合図者が安全な位置で誘導しながら使用してくれよな。
ところで君たち、
3・3・3運動は知っているかい?
もう浸透してきていると思うけど、まだ知らないという人のために説明すると、
3・3・3運動とは、「3」をキーワードにしている、玉掛け作業時の安全活動の事だよ。
具体的に何をするかというと、下の3つだよ!
・地切りをするときは30cm以内で一度停止
・地切りをしてから3秒間停止
・吊り荷から3m離れる
3・3・3運動を簡単に行えるように、
3色に色分けして距離を識別できるような、介錯ロープが多く販売されているよね。
下の絵は、大洋製器工業の製品の「3・3・3介錯ロープ」なんだけれど、白い部分を持って使用すると、
赤、黄、緑の部分で吊り具との距離を測れて、端の緑の部分で地切りをするときの30cmが測れるんだ!
こんな感じで、安全に作業できるように工夫されている介錯ロープを使用すると、安心できるよね。
玉掛け作業中に吊り荷に触れるということによる事故を防ぐために、危険性を十分理解した上で介錯ロープを正しく使えるようお願いしておくよ!
クリスマスと言えばもうひとつ楽しみなものがあるよね。
そう、クリスマスプレゼントだよ!
今年のクリスマスプレゼントはなにがいいかなあ?
そうだなあ、もう僕くらいになるとモノではなくて、「無駄な贅肉をこそぎ落して欲しい」っていう欲望が叶ったら、それが最高のプレゼントだね。
おいしいクリスマス料理たらふく食べたい!っていう欲望との熾烈な戦いだけどね。
今日も一日ご安全に!





