玉掛け用フックの基本的な使い方

今回は、「玉掛け用フックの基本的な使い方」を紹介するよ!

 

玉掛け用フックとは

まず、玉掛け用フックとは、

鉤(かぎ)のように先が曲がった形状で、対象物を引っ掛けるための吊り金具のことだよ。

シャックルなどの接続金具に比べて、簡単に掛けはずしができることが特長なんだ。

引っ掛けるだけだから使い方はとっても簡単なんだけれど、

使用時に守って欲しいポイントを3つ紹介するね。

 

外れ止め付きを選ぶ

外れ止め金具とは、玉掛け用のワイヤロープなどがフックから外れにくくする為の装置の事だよ。

外れ止め金具の他に、「バネ金具」「安全レバー」「ラッチ」とも呼ばれているよね。

この装置がついていれば、フックから玉掛け用ワイヤロープが外れてしまう現象を防ぐことができるんだ。

★フックの「知恵の輪・背抜け・外れ」現象

 

「外れ止めが付いているものを使わないといけない」っていう法令等の決まりはないんだけれど、

安全性を考慮して、大洋製器工業では外れ止め金具付きを推奨しているよ。

だから、玉掛け用フックを選ぶ時は、外れ止め金具が付いているものを選んでくれよな。

※クレーンフックの外れ止め金具は法令で義務化されているよ。

 

ふところに荷重をかける

 

フックを対象物に引っ掛ける時は、

イラストの丸を付けている部分「ふところ」に荷重がかかるようにセットしてね。

ふところではなく、フックの先端部分などに荷重がかかると、

フック自体が伸びちゃったり、ひどいときには破断しちゃったりする可能性があって危険だよ。

 

向きは外向き

2点吊り以上で荷物を吊る時は、フックの向きは「外側」に向けるようにしてくれよな。

なんでかというと、吊り角度が大きい時にフックを内側へ向けてセットしちゃうと、

フック先端に荷重がかかってしまう可能性があるからだよ。

 

「じゃあ、吊り角度が小さい時は内向きでもいいんじゃないの?」って思っちゃったかもしれないね。

もしかしたら実際そうかもしれないんだけれど、

「吊り角度が大きい時は外向き、小さい時は内向き」って覚えるのは大変じゃないかい?

覚えたては良くても、しばらくするうちに「あれ、どっちだっけ?」ってなったりね。

だから、吊り角度に関わらず「フックの向きは外向き」って覚えるようにしてくれよな!

 

今回は、フックの守って欲しいポイントを3つ紹介したよ。分かってくれたかな?

フックの種類やサイズの選び方は、過去に詳しく説明している記事があるから

気になった人は、下のリンクからチェックしてみてね。

★玉掛け用フックの種類とその特長

★吊り金具 フックのサイズ選びのポイント

 

 

ところで、上の話と全然関係ないんだけれど、7月16日がなんの日か知ってる?

実は、「駅弁記念日」なんだって!

1885(明治18)年のこの日に、日本ではじめて駅弁が発売された事にちなんで制定されたみたい。

たまにスーパーで全国駅弁フェアをしている時あるよね。あれ、大好きなんだ~!

どれも美味しそうで、ついつい3つくらい買ってしまうよ。

その中でも、壺に入ったやつとかあったら絶対買っちゃうね。

もし、おすすめの駅弁があるって人は、ぜひ教えてくれよな。

 

今日も一日ご安全に!