粉塵防止に散水を!玉掛け用具のサビ発生にはご注意を!!

君たち、前回の「モード係数」の
話を覚えているかい。

モード係数?って思った君たちは
ココを確認してくれよ。

モード係数を使うと、ロープ1本に掛かる
荷重が算出できちゃうって内容だったよね。

僕は算数が得意ではなかったから、
モード係数を教えてもらった当初は
脳ミソが疲れた記憶があるんだ。

疲れたときにはブレイクタイムしちゃいなよ!
さて今回は、脳を休めるために
「ちょっとブレイク」と題して
「散水」について書こうと思う。

君たちも建築工事現場の出入り口で
水を撒いている作業風景を見たことが
あると思う。

その作業を「散水(さんすい)」または
「撒水(さっすい)」とも言うんだよ。

散水とは解体作業をおこなう時などに、
粉塵などの発生を抑えるために水を撒く
ことなんだ。

散水にもルールがあり、国土交通省の
「建築物解体工事共通仕様書」に
書かれているそうだよ。

散水は工事現場でするだけじゃないよ。

製鉄所など製造業の現場でも、かなりの量を
散水しているんだ。

ある製鉄所では構内の道路上をタンクローリー
で散水し、更に頭上のベルトコンベアに取り
付けたパイプからも散水しているんだ。

絵_20160613

これだけ水を撒いたら、粉塵も飛散しないよね。

工事現場や製鉄所で働く人は、散水で
近隣の方々に迷惑を掛けないようにして
いるってことだね。

散水は大きなメリットがあるけど、注意しな
ければならないポイントがあるんだ・・・

絵_20160613②

シャックルなど鉄製の玉掛け用具が
濡れると錆の発生の原因になるんだ。

錆びた玉掛け用具の使用は危険なんだよ!!

君たちは、玉掛け用具を濡らさない
ように注意しちゃいなよ!
次回は、君たちから頂いた問い合わせの
中から、多く寄せられた内容を紹介するから、
楽しみに待っててくれよ。
君たち、今日も一日ご安全に!!!