反転作業で気を付けてほしいこと

君たち、突然だけれど今日は何の日か知ってる?実は今日7月29日は「七福神の日」だよ!

しち(7)ふ(2)く(9)の語呂合わせから決められたんだって。

七福神の中で、恵比寿天は唯一日本の神様なんだよ。知ってたかい?

恵比寿天は、漁業、商売、農業の福を授けてくれる神様で、釣り竿と魚を持っているのが特徴だよね!

今日はなんだか縁起が良さそうだから、夏の宝くじを買って帰ろうかな。

 

さて、ここから本題に入るよ。

君たち、「反転作業」ってすることはあるかい?

反転作業は名前の通り、荷を反転させる作業の事で「トンボ作業」とも呼ばれているよ。

実は、玉掛け作業の中でも難しい作業のひとつで、事故が多く発生しているんだ。

だから今日は反転作業の時に、気を付けてほしいことを紹介するよ。

 

①できるだけ周囲を広くして、安全を確かめてから行うこと。

反転作業時の事故事例を確認してみると、近くにいた作業者に荷が倒れてきて下敷きになるというケースが多いんだ。

普段、玉掛け作業を行うとき「吊り荷の下に入らない」「3・3・3運動の吊り荷から3m離れる」を
守って作業してくれているよね。

反転作業を行うときは、「転倒範囲内への立ち入らない」も注意して作業してほしいよ。

もちろん自分だけじゃなく、周囲にいる作業者にも注意喚起してね。

 

②作業の内容に適した玉掛け方法・玉掛け用具を使用すること。

反転作業時は、ワイヤロープの緩みや滑りに注意し、
吊り荷からワイヤロープが外れない玉掛け方法・玉掛け用具を使用することが大切だよ。

反転作業は、吊り荷を回転させることから、ワイヤロープの緩みと滑りが発生しやすいんだ。

それが原因でワイヤロープが外れる事があるよ。

また、シャックルやフックを使用する場合も、シャックルは横荷重がかかる可能性、
フックは通常のフックだと吊り荷から外れしまう可能性があって危険なんだ。

横荷重がかかる危険は、先週のブログで説明しているよ。

 

シャックルもフックも危険だったら、何を使えばいいの?って思うよね。今日は3つの方法を紹介するよ。

まず1つ目は、「回転式アイボルト」先週のブログでも紹介したね。

アイボルトが取り付けられる吊り荷だったら、横荷重も心配なく使用することができるよ。

 

2つ目は、工場内での作業の場合に使える「反転装置」というものがあるよ。

こんな感じで、玉掛け作業をせず安全に反転作業をすることができるんだ。

繰り返し同じ作業が発生する場合だと、とても便利だよね。

 

3つ目は、「特注品を注文する」だよ。

大洋製器工業では、反転作業用の治具や吊り具を特注品で対応しているよ。

その作業にあった専用の吊り具だから、とても安全に作業できるんだ。

もし、気になった君がいたら営業員に相談してみてくれよな。

君たち、今日も一日ご安全に!