「よんくろ」って言われたら、玉掛け用ワイヤロープでは常識だよね

 
君たち、今年も残り1ヶ月になったよね。
 
12月は、地球温暖化防止月間になっているのを
知っていたかい?
 
この「地球温暖化防止月間」は、平成9年12月に
京都で開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)
を機会に定められたんだ。
 
国民・事業者・行政が一体となって様々な取り組みを行うことにより、
地球温暖化防止に向けた国民運動の発展を図っているそうだ。
 
地球温暖化防止に顕著な功績のあった個人又は団体に対して、
その功績を讃えるために表彰を行ったりもしているよ。
 
取り組みとしては、エネルギー全般の使い方を見直し、
暖房時の室温20℃でも心地良く過ごすことのできる
低炭素型のビジネススタイル・ライフスタイル
WARM BIZ(ウォームビズ)」を推進しているんだ。
 
今年度のテーマは「ウォームビズ・プラス・ワン」
 
 
これまでの「ウォームビズ」の取組に更にもう一つ、
温かく、快適に過ごすためのアイテム等をプラスするよう
呼び掛けているよ。
 
 
じゃあ、12月最初のブログを書いていくよ。
 
前回のブログで、今年を締めくくる月として
スリングの中でも一番使われている
ワイヤロープについて書いていくことを
予告しておいたよね。
 
だから、ワイヤロープ月間としてあれこれ書いていくよ。
 
君たちが、玉掛け用ワイヤロープを注文したり
注文を受ける際に、
4黒(よんくろ)の9mm×1m」
という言葉を聞いたことはないかい?
 
この「4黒」がわからないという君たちが
多いと聞いたので、今回紹介していこうと思う。
 
まずはワイヤロープについて、各部の名称を覚えておいてくれ。
 
 
一般的な玉掛け用ワイヤロープの構成は、
6×24・6×37
が使用されることが多いよ。
 
6×24は、24本の素線をより合わせたストランド6本を
心綱のまわりにより合わされて構成されているんだ。
 
また、6×37は、37本の素線で1本のストランドに
よられていて、6本のストランドで構成されている
ワイヤロープになるよ。
 
今では、このような呼び方が一般的なんだけど、
昔のJISでは、各構成で号数の呼びが決められており
6×24を4号、6×37を6号と呼ばれていたんだ。
 
 
『4黒』の黒の意味は、めっきを施していない
ワイヤロープを指しているよ。
 
めっきのことを白と言ったりする人もいるんだけど
その反対の言葉で黒と言われたりしているよ。
 
その名残もあって今でも4黒(よんくろ)と
耳にすることがあるってことなんだ。
 
6×24は、取り扱いやすいので玉掛け用ワイヤロープ
として多く使用されているよ。
 
また6×37は、6×24と比べると柔軟性があって、
切断荷重が不足する場合に使用されるんだ。
 
OO号とか聞くと服のサイズを思っちゃうよね。
 
絵_20141201.png
 
服とワイヤロープでは意味合いが違うから
気を付けてくれよ。
 
6×24の黒のワイヤロープを意味していたことは
わかってくれたかな。
 
これからは、注文する際や注文を受ける際に
???とならなくなったよね。
 
次回もワイヤロープのあれこれについて
書いていっちゃうから、また見に来てくれよ。
 
 

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