
表面処理の特徴について
ようやく来週あたりから全国的に秋らしい涼しさを感じられそうだね。
突然だけど、みんなはみかんの旬についてどう思っているのかな?
寒い時にコタツに入って食べるもんだから冬でしょ、そう思ってる人が多いのかもしれないね。
僕が個人的に思っているみかんの旬は、ずばり今の季節だよ。
市場に出回る時期によって、呼び方が変わるのは知っているかな?
時期が早い順に、極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と変わっていくんだけど、今の季節は「早生」が多く出回ってて、これこそ一番おいしいみかんだと思っているよ。
早生の特徴として、極早生の酸味と中生の甘味、そのバランスが若干酸味側に寄っている状態のものが多いように思うよ。
ここからがみかん好きな僕の真骨頂なんだけど、実は早生の時期だけ、おいしいみかんが見た目でわかってしまうんだよ。
そんなバカな!と思ったかい?みかんは皮を剥いて口に入れるまで、味なんてわかるわけないじゃないか!と。
そう思った人には、今回限りでこっそり見分け方を教えてあげようと思うよ。
おいしい早生みかんの見分け方、それは、みかんのお尻がでこぼこしてるものを選ぶ!だよ。
買う前に見た目だけでわかってしまうみかんのおいしさ・・・
ひょっとしたら僕はスーパー業界に対してとんでもない真実を公表してしまったのかもしれないね、そうだったらごめんよ。
ただ、この知識で、みんなの今後のみかん生活がより良くなっていくこと、それだけを祈っているよ。
さて、ここから本題に入るよ。
今日は、見た目の話をしたからというわけじゃないんだけど、
吊り金具の表面処理について説明するよ。
表面処理とは、防錆性や耐久性を高めるため材料の表面に施す加工のことだよ。
単純に見た目を美しくする為にも表面処理はおこなわれることがあるよ。
代表的な表面処理として、めっきと塗装があって今日はその中でも3種類、紹介するよ。
その前に、生地品のことを説明しておくよ。
生地は一般的には表面処理をしていない商品のことを指していて、防錆油を塗っている場合もあるよ。
「黒」と呼んだりもするよね。
表面処理が無くて、作るときの工程がめっきのものと比べると少ないことから価格が安く、
消耗品として使用するときによく選ばれるよね。
生地は、濡れると錆びやすいから、濡れる場所での作業は向かないから注意してね。
見た目は真っ黒で、そのまま手で触ると手も真っ黒になってしまうから
手袋をしてから触るようにしてよ。
次に、表面処理の特徴を紹介していくね。
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電気めっき
電気めっきは金属の電気分解を利用してめっきしているものの事だよ。
亜鉛を含む電解液に、めっきしたいシャックルを入れて電気を流すと、シャックルが磁石のようになって、
電解液中の亜鉛たちがシャックルの表面に引き寄せられるんだ。
「ユニクロ」「電気亜鉛めっき」と呼んだりするよね。
見た目は、電気めっきにもいろんな種類があって仕上がりが金色っぽくなったり、青っぽくなったりするんだ。
全体的にきれいに見えるから、装飾用としてもよく使われるよ。
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溶融亜鉛めっき
溶融亜鉛めっきは、溶かした亜鉛にシャックルを浸し、表面に亜鉛の被膜を作る技術だよ。
めっきの施し方から「ドブ」「天ぷらめっき」とも呼ばれているよね。
こっちのほうが聞きなれているかもしれないね。
溶融亜鉛めっきは錆びや腐食が発生しにくいうえ、長い年月めっきがはがれにくいことが特徴だよ。
見た目は、電気めっきのようにピカピカした光沢感はなく、シルバーっぽい色だよ。
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塗装
塗装は、素材の装飾や保護、防錆を目的に行われるよ。
いろんな色に塗装することができるから、建築物などの空間の識別に採用される場合もあるよ。
また、目的によって機能を付けることが可能なんだ。
例えば、防虫防腐塗料や耐熱塗料、耐火塗料などの塗料があるよ。
ちなみにTAIYOのオレンジ塗装している製品は、有害な物質を含まないノンクロム塗装をしているんだ。
今日は、吊り具の表面処理について説明してきたよ。
特にシャックルではいろんな種類の表面処理を用意しているから、今日説明したような用途や目的によって選定してね。
みかんはお尻がでこぼこしてるほうがいい、って話をしたんだけど、
僕自身のお尻には運動不足もあってセルライトがびっしり付いてでこぼこしちゃってるんだけど、これはあまりうれしくないでこぼこだよね。
調べてみるとセルライトのことを「みかんの皮」と呼ぶこともあるみたいで、扱いがこんなに違うってことにちょっと笑ってしまったよ。
シャックルにせよみかんにせよ、はたまた自分のお尻にせよ、適切な表面処理を心掛けたいもんだね。
今日も一日ご安全に!