危険!その玉掛け作業!!~荷はずし作業編~

今回は、玉掛け作業の一番最後「荷はずし作業での危険な例」を2つ紹介するよ。

荷はずし作業っていうのは荷が着地して安全を確認した後、玉掛け用具を外す作業のことで、

「玉外し作業」と言われることもあるね。

吊り荷が着地した後だから安心しちゃうんだけれど、実はこの過程でも事故は発生しているよ。

もし、このブログを読んでドキッとしたら、今日から改善してくれよな!

 

危険作業①

荷はずし時、吊り荷の下にまくらや歯止め等を置いていない。

また吊り荷の下からスリングをクレーン操作で引き抜いている。

心当たりはないかい?

まず、荷の下にまくらや歯止め等を置いていないから、スリングが吊り荷と地面の間に挟まれてしまっているよね。これじゃスリングが傷んでしまうよ。

さらに、この状態でスリングを引き抜いてしまうと、玉掛け用具が荷に引っかかって荷崩れを起こす可能性もあるんだ。

 

だから荷の下には、まくら等を置いて地面と荷の間に空間ができるようにしてくれよな。

空間を作ることで、作業者の足が挟まれないようにする効果もあるよ。

ただ、まくらがあったとしてもクレーン操作での引き抜きは、スリングの制御ができずとても危険だよ!

引き抜いた反動で、スリングの先端がこっちに飛んでくるかもしれないからね。

 

危険作業

連日の作業で明日も使うから!とクレーンに玉掛け用具や荷を吊ったまま帰る。

 

想像しただけでも怖いよね・・・。

吊り荷や玉掛け用具をクレーンにぶら下げたままの状態で放置すると、

吊り荷が強風であおられるなどの不測の事態によって、

周囲にある物に当たって破損させたり、落下事故を起こしたりする危険性が考えられるよ。

 

そんなことにならないように、クレーン等安全規則 第32条で

「事業者は、クレーンの運転者を、荷を吊ったままで、運転位置から離れさせてはならない」

「運転者は、荷を吊ったままで、運転位置を離れてはならない」と決められているんだ。

だから、クレーンから離れる際は、クレーンに吊りっぱなしの吊り荷や玉掛け用具がないか確認してくれよな。

 

今日は、荷はずし作業時の危険な例を紹介したよ。

心当たりのある作業はあったかい?

2つともすぐに改善できる内容だから今日から気を付けてくれよな!

 

ところで、やっと涼しくなってきて秋が来た!って感じだね。

秋といえば「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」とかいろいろあるけれど、僕はやっぱり「食欲の秋」だよ。

全ての食物がおいしくて、ついつい食べすぎてしまうんだよね。

おかげで健康診断が10月にあるというのに、体重が自己ベストを更新してしまったよ!

 

 

今日も一日ご安全に!